2024年7月17日 (水)

Joryu_ouza20240717010149_2前回のブログ記事の図(こちら)▲6八桂△同桂成▲同金△7六桂▲7七金△同銀成▲同桂(図)と進みました。あえて金取りの形にして、ぐいぐいと金を前に出す受けは面白いものでした。

図で△8二銀は▲7四桂(△7三銀は▲6五桂)があるため、後手は穴熊にも組みづらくなっています。午前の戦いでは、先手の速攻に後手がうまく対応しました。午後はその逆。まだまだ難しそうです。

Dsc_9952(初手▲7六歩を指す香川女流四段)

Joryu_ouza20240717010142再開から△7五歩▲同歩△7六桂▲6六角△8八銀と進んで図。上田女流四段は、珍しい攻め筋に打って出ました。狙い筋は△6四歩と思われます。△6四歩に▲同銀は△6六角▲同歩△3七角が飛車銀両取り。△6四歩を先手が手抜けば、次は△5五飛▲同銀△6五歩があります。

Dsc_0015(上田女流四段。先手の攻めを受け止めて、すぐさま反撃に出た)

Joryu_ouza20240717010129_2図の局面で上田女流四段が19分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。ここまでの消費時間は、▲香川1時間16分、△上田43分。香川女流四段の出前注文は「山かけそば」(ほそ島や)、上田女流四段は「ゴーヤチャンプルー弁当、ごはん少なめ」(鳩やぐら)。

Dsc_9986(休憩中の対局室。右が上座、上田女流四段の席)

Dsc_9988(香月作、菱湖書の駒。後手側から撮影)