2015年11月 7日 (土)

両対局者が退場したあと、明日の見どころが語られました。

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Dsc_4710 (青野九段)

挑戦者の伊藤さんには、「どんなことがあっても自分が勝って盛り上げるんだ」という気持ちで指してほしいですね。ある男性のタイトル戦で挑戦者が0-4で負けてしまったことがありました。そうしたら、新聞社の担当者が冗談で「0-4ならオレでもできる」といったことがありました。
伊藤さんはタイトルホルダーの加藤さんに、ではなく、タイトルに挑戦ということがあります。タイトル戦ではひとつ勝つことで盤の前でも冷静に見ることができます。
詳細は日本経済新聞にも掲載されますので、そちらもご覧いただければと思います。

Dsc_4713 (立会人の藤井九段)

番勝負はたくさん見たい方なので、ここらへんで伊藤さんにフルセットを目指してほしいです。
加藤さんは攻めか守りかといえば攻めのタイプです。伊藤さんは受けです。伊藤さんの棋風は少し変わっていて、将棋には例外で引き分けがあります。自分の玉が詰まなくすることがあって、伊藤さんはそういう指し方ができるタイプです。なので、意表を突いて引き分けになるかもしれません。
引き分けになると立会人が忙しくなって、楽しみでもあり不安でもあるんですけど、まあそうはならないでしょうね。
明日は加藤さんが先手ですので、先ほどいったように加藤さんが攻めて、伊藤さんが受けてから反撃する展開になると予想します。熱戦を期待しています。

Dsc_4718 (中尾敏之五段)

富士市に住んでいる中尾です。大盤解説会を担当します。加藤さんが攻める展開になると思いますが、それを伊藤さんがどう受けるか。楽しみです。

Dsc_4723 (遠山雄亮五段)

私は第1局を解説する機会に恵まれ、対局をじっくり見ることができました。それを踏まえていうと、加藤さんの攻め、伊藤さんの受けという構図は変わらないと思います。
二人とも序盤をゆったり指すタイプ。午前中はイベントで将棋を指したり、サインをもらったりして、午後から解説会を楽しんでほしいです。第2局は終盤の競り合いの中でいい手をバシッと指す将棋を楽しみにしています。

Dsc_4728 (本田女流三段。第2期に加藤女流王座へ挑戦した)

幼いころから指していて、奨励会時代も切磋琢磨してきて、互いに意識しているところが強いと思いますので、熱戦を期待できると思います。伊藤さんには勝って盛り上げてほしいと思います。
明日は解説会やイベントがありますので、お時間ある方はお越しいただけるとうれしいです。

Dsc_4742_2 (藤田女流初段)

浮月楼はリコー杯で3年連続の対局です。加藤さんはホームで指しやすい環境かと思います。
伊藤さんは初めてということですが、普段からマイペースで落ち着いた方なので、普段通りに指せるのではと思います。
明日はこちらの会場で大盤解説会やサイン会などが行われます。ご都合のつく方は、知り合いの方をお誘い合わせのうえ、足を運んでくださるとうれしいです。

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記録係を務める塚田恵梨花です。初めてタイトル戦の記録係を務めます。大変緊張しています。
女流王座戦はアマチュア時代からも出ています。そのタイトル戦の記録係で、対局を間近で見られるので楽しみにしていました。明日もよろしくお願いいたします。

(書き起こし=銀杏)

両対局者による挨拶です。

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(加藤女流王座)

牧之原出身の加藤桃子です。本日は多くの方にお越しくださりありがとうございます。毎年、浮月楼さんで開催していただき、対局できることがうれしく思います。
今年は成人式などで静岡に戻ることが多かったのですが、そのたびに感じるのは食べ物がおいしいこと。自然がいっぱいで空気が澄んでいます。静岡にいると穏やかな時間が流れるので、ここが原点だったのだと感じます。ここまで育ててくださった地元の皆さんには大変感謝しています。ありがとうございます。
明日の対局ですが、挑戦者の伊藤さんとは10年以上のつき合いで大変お世話になっています。普段は気さくで話をすると、とても面白いです。
本当に癒されるのですが、将棋は大変厳しくて、一手一手に意志が伝わる将棋です。押さえ込みがすごいというか、知らないうちに相手へプレッシャーをかけるのがうまいです。私も一手一手に心を込めて指したいと思います。

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静岡対局は加藤さんの地元ということで、アウェーな感じは覚悟していまして、そんな感じもしなくもないのですが、静岡は私の祖父が子ども時代に過ごした場所でして、生前に気候が温暖で食べ物がおいしい場所だよと聞いていました。
私は女流棋士になってまだ1年くらいで地方へ行く機会がなかったのですけど、今回の番勝負で回る場所は初めてのところが多いですが、静岡は落ち着いた気持ちになれ、懐かしい感覚を覚えました。
今回は浮月楼さんで対局させていただくのは、トップ棋士が数々の対局されたところで指せるのは光栄でうれしく思っています。
対戦相手の加藤さんとは、幼いころから切磋琢磨してきた仲です。1歳年下ですが、奨励会時代は私が頼りにすることも多かったです。ありがたい存在でした。
今回は対戦相手ということで、頼るわけにはいかないので自分の力を信じて指していきたいと思います。

Dsc_4696 (決意表明のあと、地元の子どもから花束が贈呈された)

Dsc_4699 (対局者はここで中座した)

(書き起こし=銀杏)