図は14時20分ごろの局面。塚田女流２級は９六の香を取らせる攻め合いの順を選びました。先手玉は▲６八金上や▲６九金とすると右辺への脱出路が開くのが大きそうです。

（朝の塚田女流２級）

89手で、甲斐女流五段が野田澤女流１級をくだしました。終局時刻は14時13分、消費時間は▲甲斐１時間８分、△野田澤２時間24分（チェスクロック使用）。勝った甲斐女流五段は、自身６回目となる本戦進出を決めました。

（終局直後の対局室）

（一方的に攻めて勝ちきった甲斐女流五段）

（野田澤女流１級の粘りは実らなかった）

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-30を使用しております。

図は14時ごろの局面。長谷川女流二段が７七にいた桂を７六の銀で取ったあとに△８四桂と打ったところです。長谷川女流二段としては、勝負が長引くと陣形の差で不利になりそうです。短期決着に持ち込めるでしょうか。

（朝の長谷川女流二段）

（関西将棋会館１階販売で展示されていた女流棋士扇子。右は長谷川女流二段の揮毫扇子）

（揮毫文字は「真実一路」）

（本日、売り切れになっていた藤井聡太四段のクリアファイルが入荷した。税込324円）

中盤の戦いを終え、局面がひとまず落ち着きました。▲銀香△角桂の交換で後手が駒得ですが、先手陣が堅く、また後手陣の駒は働きが悪いため、棋士室では先手ペースだといわれています。

（駒の働きでまさる里見咲女流初段。このまま女流棋士の貫禄を示せるか）

図は13時20分頃の局面。先手の二枚竜の攻めで、後手の囲いに火の手が上がっています。局面ははっきり先手優勢です。

（野田澤女流１級。苦しい戦いを強いられている）

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-30を使用しております。

（昼食休憩中、長い時間を考慮にあてていた里見咲女流初段）

（記録係に対局再開を告げられて、顔を上げる磯谷アマ）

（ほどなくして、深い前傾姿勢に変わった）

12時40分になって対局が再開されると、塚田女流２級はすぐに▲９六同香と歩を取り払い、後手の攻めを堂々と受けて立つ方針を示しました。

（対局再開後、▲９六同香を着手した塚田女流２級）

（長谷川女流二段は先手陣に視線を向けていた）

（両者、再開10分前には盤の前に戻っていた）

（野田澤女流１級）

（甲斐女流五段）

（12時40分に対局再開。野田澤女流１級は、さらに１分ほど考えてから次の手を指した）

（再開の一手は△３四角）

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-30を使用しております。

12時頃の棋士室では、室田伊緒女流二段が本棋戦の進行を確認しています。自身、本戦進出を決めています。