2020年12月 1日 (火)

延命地蔵尊は江戸時代中期に建立されたとされています。台座を含めると高さは3,5mあり、路傍の石仏としては他に類を見ない大きさです。大切に祀られ、撮影中に手を合わせる人を見かけました。

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Dsc_5148(駅前のモニュメント)

Dsc_5149_3(駅前の通りは整備され、延命坂と名付けられた)

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「元湯 陣屋」は神奈川県秦野市の南東部に位置しています。最寄駅は小田急線の鶴巻温泉駅で、北口から歩いて5分の距離です。県内では唯一、駅名に「温泉」がつきます。

Dsc_5123_2(鶴巻温泉駅)

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(北口には西巻一彦氏の彫刻『宿借り(お帰りなさい)』が飾られている)

Dsc_5121(昔は落幡村と呼ばれて、有数の米の産地だったという)

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(弘法の里湯。秦野市第一号泉、つるまき千の湯の2つの源泉が一度に楽しめる。カルシウムを多く含んだ成分の濃い温泉だ。
隣接している建物に、宮永岳彦記念美術館がある。宮永岳彦は洋画家。『光と影の華麗なる世界』と称される美人画で知られ、『ぺんてるくれよん』のパッケージや『小田急初代特急ロマンスカー(3000形SE車)の内外装のデザインも手がけた。実家のある秦野市にアトリエを構え、1946年から15年間にわたり創作活動を続けた。1979年に日本芸術院賞を受賞)

Dsc_5125(小田急が軽快に走る)

20201201e図で△7三玉と8二の玉を上がったのが力強い手です。▲8五歩△同歩▲9五歩から角を使う攻めが見えていますが、上部開拓や玉の逃走、△5三銀を楽しみにしています。

Dsc_5306(中村太七段と伊藤真五段が検討を進める)

Dsc_5307(継ぎ盤の一変化。まもなく終盤に入りそうだ)

15時30分、西山女流王座にフルーツの盛り合わせが出されました。午後のおやつは14時30分の予定でしたが、本人の希望で時間を繰り下げて出されました。

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(イチゴ、カキ、ルレクチェ、メロン、秦野ナデシコ)Dsc_5300(フリーアナウンサーで、Youtubeの聞き手を務める福山知沙さん。秦野ナデシコは「少し苦みがあってフレッシュです。ベビーリーフに似ています」とのこと)

20201201a_5▲6六歩に対し、西山女流王座は48分の考慮に沈みます。指したのは△6六同歩でした。先手の注文通りであまり検討されていない手でしたが、▲同角△6五歩▲7七角に△8四歩が気づきにくい受けです。20201201b_2タダのところに歩を突いたのです。狙いは▲8四同飛に△8三銀と端を強化することで、▲9四歩△同香▲8六桂も△8三銀▲9四桂△同銀▲9五香△8五銀で簡単ではありません。
「先手持ちだったんですか、検討してみるとかなり難しいです。すっきり攻めが決まりません」と伊藤真五段。△8四歩に今度は里見女流四冠が手を止めています。里見女流四冠の▲6六歩と西山女流王座の△8四歩は、お互いに相手の読みにない一手をひねり出した可能性が高いといえます。ねじり合いの展開です。

Dsc_5288(日本経済新聞解説・YouTube解説を務める伊藤真吾五段。YouTube解説は終局後、リコー公式YouTubeチャンネルで配信される。関係者に勧められて、撮影に用意された里見女流四冠の柿を手に取った)

Dsc_5290(すかさず?撮影する中村太七段)

Dsc_5293(中村太七段はショートケーキ。イチゴは最後に食べる派とのこと)

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以下△5四歩に▲9五歩△同歩▲9三歩△6五歩と進んでいます。△5四歩から△6五歩は9三の地点をにらんでいる角をどかして攻めを緩和する狙いで、△5四歩を省いて△6五歩は▲5五角と玉をにらまれました。

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△9三同香に▲8五桂や▲9五香△9四歩▲同香△同香▲9五歩が控室の候補手でしたが、実戦は▲6六歩でした。

20201201c△6六同歩▲同角で、次は▲8五桂が厳しいです。▲6六同角に△6五歩と角を追えば、▲7七角で▲9四歩△同香▲8六桂を狙います。後手は端をただ攻められると、大駒2枚が中途半端なので形勢を損ねます。現局面は△4五歩や△7三桂とし、先手の角道が止まったのを逆用できれば後手が面白いです。