図は11時40分頃の局面です。先手の里見香女流四冠は玉を自陣左辺に動き、飛車を５筋から２筋に戻っています。先手はひとまずは壁角の形の解消が課題になるでしょうか。
（控室には中村太地七段が来訪し、日本経済新聞観戦記担当の上地隆蔵さんに解説している）
2020年10月28日 (水)
椿山荘近隣散策（３）
（肥後細川庭園。こちらは江戸時代末期に熊本藩藩主・細川家の下屋敷があった場所に開かれた公園だ）
（中央の大池の周りに、園路が巡らされている）
（細川家の学問所として使われた「松聲閣」）
椿山荘近隣散策（２）
（関口芭蕉庵。松尾芭蕉が1677年からの３年間をこの場所で暮らした）
（多くの植物が生い茂る閑寂な空間）
（芭蕉の句碑も置かれている。「ふる池や かはつ飛こむ みつの音」）
（池に鯉が泳ぐ）
椿山荘近隣散策（１）
ホテル椿山荘東京の近隣を歩きました。
（東京カテドラル聖マリア大聖堂。丹下健三の設計で建てられた。建物を真上から見ると、十字架の形が見えるそうだ）
（フランスのカトリック巡礼地として有名な「ルルドの洞窟」が再現されている）
（1858年、ルルドの町の外れにある洞窟に聖母マリアが現れたという）
（日本でキリスト教が解禁されてまもなく、1877年にフランスから運ばれてきたという「ジョセフィーヌの鐘」）
相中飛車の将棋に
図は10時50分過ぎの局面です。ここ１年半ほど、両者の対局は里見香女流四冠が居飛車にしての対抗形になることが多かったですが、本局の里見香女流四冠は中飛車を選択。対する西山女流王座も５筋に飛車を振り、相中飛車になりました。タイトル戦で相中飛車が見られることはなかなかありません。
（西山女流王座）
（里見香女流四冠）
（控室の様子。藤井猛九段が、タイトル戦で相中飛車になった将棋は記憶にあるかどうか佐藤康九段に尋ねる。両者の間にいるのは、YouTubeのダイジェスト番組で司会を務める福山知沙さん）
（佐藤康九段。自身が2007年に当時の渡辺明竜王に挑戦した際、相中飛車になったとのこと）
（「あるのかー、そうかー」と藤井猛九段）
午前のおやつ
10時30分、午前のおやつの時間になりました。注文は西山女流王座が「フルーツ盛り合わせ」、里見女流四冠が「アイスカフェオレ」です。前者は対局者控室、後者は対局室に出されています。
（フルーツ盛り合わせ）
（アイスカフェオレ）
（西山女流王座には、開始時に対局室に「アイスコーヒー」が出されている。昼食休憩明けにも同様に出される予定だ）
対局開始
（定刻を待つ対局室）
（藤井猛九段が定刻になったことを告げ、両者で開始の礼を交わす）
（里見香女流四冠の初手は▲５六歩）
（西山女流王座は△３四歩と応じた）
開始前の対局室
（９時40分頃の対局室。関係者がスタンバイしている）
（立会人の藤井猛九段と、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段）
（記録係の加藤桃女流三段。過去に女流王座を４期獲得しており、西山女流王座と里見香女流四冠のどちらとも女流王座戦五番勝負を戦った経験がある）
（９時45分、里見香女流四冠が入室）
（西山女流王座は９時47分に入室した）
（西山朋佳女流王座）
（里見香奈女流四冠）
（西山女流王座の振り歩先で振り駒が行われる。結果はと金が３枚で、里見香女流四冠の先手と決まった）
９時20分頃の対局室
９時20分頃、対局室で振り駒のリハーサルが行われました。
（振り駒は、リコーの代表取締役で社長執行役員・CEOの山下良則氏が行う。まず藤井猛九段が見本を示す）
（続いて、山下氏が実際に駒を振って練習した）
本日のスケジュール
おはようございます。対局日の朝になりました。本日のスケジュールは以下の通りです。
■一日のスケジュール
10:00 対局開始
10:30 午前のおやつ
12:00～13:00 昼食休憩
14:30 午後のおやつ
20:00 リコー公式YouTubeチャンネルでダイジェスト番組の放送を開始
