2014年7月30日 (水)

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中継室を来訪した千葉幸生六段は「△6七香に▲7八竜で後手は継続手が難しいです」と話してくれた。中村女流二段が寄せの網をうまく絞っている。先手玉はまだ堅陣が残ったままだ。

Imgp1336_2(モニターを見つつ解説をする千葉六段)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

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図は▲3四銀に△4四玉と渡辺女流初段が上がった局面。ここは▲5六桂を決めてから▲7七竜と取る手がありそうだ。玉をひっぱり出された後手が苦しい。渡辺女流初段はうまく玉を泳がせることができるか。

Imgp1321(ベスト4進出へ、確実に歩みを進める中村女流二段)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

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図の△7八桂成の局面を見て中継室を訪れた室谷女流初段は「△6八成桂から△5九成桂が間に合いそうにないので先手持ちです」と話した。続けて「▲8五銀と出るのかな。△7七成桂から6七の角を取れば竜が取れますし」と話す。

Imgp1334(棋譜に目を通す室谷女流初段。「渡辺さんから仕掛けていったんですね」と話している)

Imgp1335(▲8五銀がモニターに映ると「おっ当たった」と嬉しそうな声)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

__kifu_for_windows_pro_v6_60_8__t_3図は渡辺女流初段が9九から竜を7九へ移動させた局面。次に△5五桂が入ればいいが、▲3六香や▲3五桂など先手からの早い攻めが見える。後手は歩切れで駒台には角と桂。受けには適してない駒が並んでいる。

Imgp1332(△7九角まで消費時間は▲中村女流二段53分、△渡辺女流初段2時間1分。渡辺女流初段が残り1時間を切ったの対し、中村女流二段は1時間も使っていない)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

Imgp1307(休憩中もずっと盤の前で考え続けていた渡辺女流初段。再開してすぐに△4四銀を着手する)

Imgp1315(△4四銀に深い前傾姿勢になる中村女流二段)

Imgp1318(渡辺女流初段は△4四銀を着手後に脇息に体を預ける)

Imgp1324(△4四銀にしばし考えて棋譜に目を通す中村女流二段)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

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図の▲9一竜に渡辺女流初段が36分使って昼食休憩に入った。消費時間は▲中村女流二段28分、渡辺女流初段1時間30分。対局は13時に再開される。

Imgp1290(休憩中も考え続ける渡辺女流初段)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

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本局は本戦の2回戦。左の山は西山朋佳奨励会初段-伊藤沙恵奨励会1級戦の準決勝。
右の山は本局の勝者と加藤桃子女王-香川愛生女流王将戦の勝者が激突する。

中村女流二段は第1期、第2期以来3度目のベスト4を目指す戦い。渡辺女流初段は本局に勝てば前期に続き2度目のベスト4進出となる。

Imgp1279(ベスト4に進出するのはどちらか。本局は午前中にもかかわらず互いに竜を作り合う展開になっている)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

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対局は早いテンポで進んでいる。▲6七銀(左図)は11時頃の局面。消費時間は▲中村女流二段10分、△渡辺女流初段37分。左図から△7七飛成▲同桂△7六歩▲同銀に△7九飛(右図)と進行した。飛・角はすでに交換されている。どこまで両者の想定内なのか。

Imgp1289(左図▲6七銀までの棋譜。両者指し手が早い)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。