2014年7月 7日 (月)

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図は13時50分頃の局面。
先手は▲9五歩と端を詰めました。これは部分的には確実なポイントと言える手。現局面は玉は先手のほうが堅く、2筋で一歩交換しているのもポイントになっています。後手の主張としては、角を手持ちにしていることが挙げられますが、そろそろ具体的に成果をあげていかないと、先手の主張のほうが大きくなりそうです。構想力が問われる局面。振り飛車党にとっては腕の見せどころとも言えそうです。

Img_3467構想力の問われる局面を迎えた室谷女流初段。

Img_3564室谷女流初段は再開してすぐに△6五歩を着手。

Img_3560渡辺女流初段は脇息にもたれて考えていた。

Img_3562少しして渡辺女流初段が顔をあげた。

Img_3566▲6五同歩△同銀▲6六歩と早いテンポで進んでいる。

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図は11時25分頃の局面。
先手は持ち駒の角を盤上に放ちました。3四の飛車取りになっており、△3三飛ならば▲2四歩から一歩交換する狙いです。後手は△3三飛から一歩交換許す代わりに△4三飛と回って4筋に狙いを変える順や、飛車を引かずに△4五歩で角のラインを止める手もあるところ。いずれにしろ、ここ数手の対応が一局の方針を決めることになりそうです。

Img_3455積極的に角を放って局面を動かしにいった渡辺女流初段。

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10時35分頃の局面。
戦型は角交換型の居飛車・振り飛車対抗形に進んでいます。後手の3四飛は石田流の形ですが、元々は4二の途中下車をして、3二~3四と2手かけて組んだものです。

Img_3447渡辺女流初段は居飛車を持つことが多いが、振り飛車も指しており、相居飛車戦、相振り飛車戦も指すオールラウンドプレイヤーだ。

Img_3462室谷女流初段は生粋の振り飛車党。

2014年7月 6日 (日)

第4期リコー杯女流王座戦は本戦1回戦が進行中。7月7日(月)は渡辺弥生女流初段-室谷由紀女流初段戦をお送りします。渡辺女流初段は昨年度初の本戦出場でベスト4まで勝ち上がりました。室谷女流初段は初の本戦出場となります。両者の過去の対戦は1回、室谷女流初段が制しています。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間、先後は振り駒で決定します。

Watanabe

中継は棋譜・コメントを紋蛇、ブログを八雲が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

2014年7月 4日 (金)