2014年7月 7日 (月)
感想戦の様子
終局直後の様子
渡辺女流初段の勝利
図の局面で室谷女流初段が投了しました。後手玉は必死で、先手玉に詰みはありません。終局時刻は17時16分。消費時間は▲渡辺2時間51分、△室谷2時間39分。
渡辺女流初段は昨年に続いての1回戦突破です。
先手が寄せ切ったか
先手の猛攻が続いています。室谷女流初段は必死の防戦を続けていますが、ついに先手の攻めが筋に入ってきました。図の局面で後手は△4八飛と開き直って攻め合いに出ています。渡辺女流初段は決め手を繰り出すことができるかどうか。終局が近づいています。
接戦
図は16時25分頃の局面。
後手の猛攻に対して、渡辺女流初段は自陣の受けを放置して攻め合いに。攻守を逆転することに成功し、現在は先手が攻める展開です。形勢は難解で、まだまだ難しい終盤戦が続きそうです。
後手の猛攻
高度な応酬
室谷女流初段は、△3六歩▲同飛と一歩を使って飛車の位置を変えて、△2七角▲2六飛△3八角成と馬を作りました。次に△4七歩~△4八歩成が厳しい狙いです。対して渡辺女流初段は▲5六角とぶつけました。△4七歩~△4八歩成には▲3八角と馬を取る受けを用意しています。また、△3九馬に対しては▲2四歩△同歩▲同飛から▲5四飛と立ち回った際に5六角が2九桂にヒモをつけているため、△2九馬と桂を取る手を防いでいます。▲5六角に△同馬なら、相手の馬を消して十分と見ているのでしょう。
互いに一手一手が難しくなっています。まさに勝負どころです。