2012年7月24日 (火)

Joryu_ouza201207240101101▲7七桂に西山奨励会2級が投了を告げた。▲7七桂が△5八飛成の筋を受けつつ、▲8五桂までの詰めろとなってぴったりの活用。△9五歩と香を取っても▲9四歩△同玉▲8三銀打以下やはり詰む。
終局時刻は16時40分。消費時間は▲里見2時間26分、△西山2時間33分。勝った里見女流四冠はベスト4進出。清水女流六段と決勝進出を懸けて戦う。

(若葉)

_85図は15時45分頃の局面。▲8四銀は銀をタダで渡す寄せだ。(1)△8四同銀▲8二金△9三玉▲9五歩が詰めろとなる。また、(2)△7四銀と桂のほうを取るのは▲7三角が詰めろ飛車取りで、△同桂には▲9三銀打△8一玉▲8二金で詰む。


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(西山奨励会2級、ピンチか)

(虹)

_70図は14時20分頃の局面。後手は使えていない駒が多いため、形勢は先手持ちとの声が多い。△5六歩は振り飛車らしく大駒の捌きを狙った反撃の一着だが、少し無理気味ではないかというのが棋士室での見解だ。ここで里見女流四冠は少考に入っている。


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(瞑想しつつ対局開始の定刻を待つ西山奨励会2級)

(虹)

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昨日23日(月)に清水市代女流六段がベスト4一番乗りを決めている。本局の勝者と対戦する。

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両者の女流棋戦での対戦は初となる。ただし両者は奨励会員同士であるため、持ち時間1時間のルールでなら対局があったようだ。本局はその3倍の3時間。これがどのように作用するだろうか。

(虹)

_59図は対局再開後すぐの局面。1手前の△1一歩は「鍛えの入った粘りある一手」、対する図の▲2四歩は「センスを感じさせる軽手」と形容された。現局面は「先手を持って指してみたいが形勢自体はまだまだこれから」との声が多い。


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(里見女流四冠は積極的に攻めを狙う)

(虹)