2025年11月19日 (水)

おはようございます。本日の天気は雪のち曇り。早朝は雪が降っていました。最高気温は7度、最低気温は0度の予報が出ています。

本日のスケジュールは以下の通りです。

10:00 対局開始
10:30 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
13:30 現地大盤解説会開始
14:30 午後のおやつ
~以降終局まで~

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2025年11月18日 (火)

棋士と女流棋士により、明日の展望が語られました。

Dsc_0185木村一基九段

「福間さんが2連勝で有利なのは明らか。追い込まれた西山さんがどう力を出すかが大きな見どころ」

Dsc_0189杉本和陽六段

「天童は初めてで温泉とお酒を満喫した。明日の対局は相振り飛車になると思う。西山さんは伸び伸び指せるのでは」

Dsc_0193岩根忍女流三段

「天童は久しぶりで20年くらい前に人間将棋に出た。本当に温かく迎えていただいたのを覚えている。対抗形になると予想します」

閉会のあいさつが行われました。

Dsc_0202リコージャパン株式会社山形支社長 伊賀上真弓

「対局のライブ映像と大盤解説会の映像を配信する。ぜひオンラインで参加していただければ」

乾杯のあと、山形大学花笠サークル「四面楚歌」により、花笠踊りが披露されました。

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Dsc_0125(両対局者と記念撮影を行った)

両対局者に花束が贈呈されました。

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両対局者が明日に向けて意気込みを語りました。

Dsc_0143_2福間香奈女流王座

「天童に最初に来たのは人間将棋に出た15年くらい前のこと。対局者として来られて幸せに思う。明日は力をすべて出しきれるように頑張りたい」

Dsc_0147西山朋佳女流二冠

「天童に来るのは中学選抜(全国中学生選抜将棋選手権大会)のとき以来で懐かしく思っている。明日の対局では悔いのないように楽しんでいただける将棋を」

検分終了後、前夜祭が行われました。

Dsc_0059株式会社リコーRGC産業印刷事業本部長 佐藤眞澄

「天童市での開催は2年前以来2度目。目が離せない一戦になる」

Dsc_0064公益社団法人日本将棋連盟 理事 行方尚史

「天童市は将棋のまち。この地で将棋を指すのは棋士の夢」

Dsc_0069山形県環境文化スポーツ部 部長 黒田あゆ美

山形県知事 吉村美栄子からお言葉を預かっている。「この山形の地から歴史に残る名局が生まれることを期待している」

Dsc_0079天童市長 新関茂

「天童市では市民一丸となって『将棋のまち』から『将棋の聖地』を目指している」

検分は両対局者が到着したため、予定より早く始まりました。

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Dsc_0032(対局立会人を務める木村一基九段は温度や光の調整について話した)

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Dsc_0047(障子窓は開けることになった)

Dsc_0042(検分は5分ほどで終了した)

福間香奈女流王座に西山朋佳女流二冠が挑戦するリコー杯第15期女流王座戦五番勝負は、福間女流王座が2連勝で第3局を迎えました。福間女流王座が防衛を決めるか、西山女流二冠が1勝を返すか。

本局は山形県天童市「天童ホテル」で行われます。対局は11月19日(水)10時開始で、昼食休憩は12時から13時。持ち時間は各3時間。先手番は福間女流王座です。

第3局の立会人は木村一基九段、記録係は脇田菜々子女流初段が務めます。現地の大盤解説は杉本和陽六段、聞き手は岩根忍女流三段が担当します。

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/15/joryu_ouza202511190101.html

【主催:株式会社リコー】
https://www.ricoh.co.jp/
【主催:日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/
【特別協力:日本経済新聞社】
https://www.nikkei.com/

インターネット中継は、棋譜コメントを文、ブログを胡桃が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

2025年11月12日 (水)

両対局者が大盤解説会場から戻り、改めて感想戦が行われました。

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以上で第2局のブログ更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

インタビューのあと、両対局者は大盤解説会場でファンのみなさまに挨拶をしました。

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Dsc03774 福間女流王座「本局は早い段階で動いていったのですが。ずっと居玉の状態でしたので、一手一手難しく、怖い局面ではあったのですけれども。踏み込んでいけたかなと思っております」

Dsc03781 西山女流二冠「本局は銀が早々に向かい合う形になって。初めてやる展開で、手探りで指していたのですけれども。途中、銀を一方的に手放してから、収拾が難しい将棋になってしまったのかなというところで、少しさかのぼって反省しながら指していました」

終局直後、両対局者にインタビューが行われました。

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Dsc03754インタビューに答える福間女流王座。

【福間女流王座インタビュー】
―― 序盤から激しい展開でしたが、銀交換された辺り(31手目)の形勢判断はいかがでしたか。
「居玉なので、ポイントを稼いでから囲える展開にできたらなと思っていました」

―― 全体を振り返っては、どのような将棋だったでしょうか。
「動いていってから、常に自玉は意識する展開にはなっていたのですけど。囲える展開になって、模様が少しいいのかなと思っていました」

―― 手応えを感じた局面はどの辺りでしたか。
「と金が間に合う展開になった(72手目)ので、その辺りです」

―― これで2連勝で、あと1勝で防衛となります。次局への抱負をお願いします。
「次局も先後が決まっているので、全力を尽くせるように頑張りたいと思います」

Dsc03762同じく西山女流二冠。

【西山女流二冠インタビュー】
―― 一局を振り返って、どんな将棋でしたか。
「銀が向かい合う形で。少し、こちらの大駒の効率が悪いので、どこかで手を作っていけるような展開にしたかったのですが。本譜も、そういうつもりで考えていたのですけれど。進んだところで思わしくないのかというところで、そこからは結構悲観していました」

―― これで2連敗となりましたが、その受けとめと、次局への抱負をお願いします。
「あまり勝敗のことは気にせず、変わらずやっていけたらなと思います」

202511129292手まで、福間女流王座が西山女流二冠を下しました。終局時刻は17時4分。消費時間は、▲西山2時間55分、△福間2時間25分。この結果、五番勝負は福間女流王座が開幕2連勝で、防衛に王手を掛けました。第3局は11月19日(水)山形県天童市「天童ホテル」で行われます。