図は15時40分頃の局面。
ここまでの消費時間は▲中2時間35分、△西山2時間21分。
一時は後手がうまく立ち回って有利になったのではないか、と見られていた局面もありましたが、現局面は桂を成り捨てて飛車を成り込んだ先手が手厚く、好調と見られています。例えば、図から△2二歩は▲3三歩成と勝負されて、後手がつらくなります。とはいえ、先手陣もかなり攻められるので、一手間違えれば、すぐに状況が逆転してもおかしくありません。残り時間も少なくなっているため、ここから勝負所になりそうです。
桂を犠牲に飛車をさばいた中女流三段が好調と見られている。
終盤力に定評のある西山女流二冠は勝負に持ち込めるか。