(挑戦を決めた西山女流三冠。2021年の第11期以来の女流王座戦五番勝負登場となる)
【西山女流三冠のインタビュー】
――本局を振り返って、どのような将棋でしたか。
「▲5五角と出られる手はあまり最近だと指した経験がなかったので、どうなるかと思っていたんですけど、ちょっと千日手もちらつくような展開で、2筋で歩が切れて△6四角と出た辺りは少し指せるかなと思いました」
――早い終局になりました。勝ちを意識されたのはどの辺りでしょうか。
「△4九飛と打って、攻めが切れない形になったかなと思いました」
――女流王座は3期ぶりの番勝負登場となります。抱負をお願いします。
「本当に久しぶりに出場できるということで、うれしく思っています。福間さんと番勝負ということで、一局一局を全力で指せるように頑張りたいなと思っています」
【香川女流四段のインタビュー】
――一局を振り返って、どのような将棋だったでしょうか。
「準備不足だったというか、 本当は別の作戦をやろうと思っていたのが、ちょっと考えていたら自信がなくなって本譜にしたんですけれど、本譜は本譜で準備が足りなくて不甲斐ない内容でした」
――今期のトーナメントを振り返って、全体的にはいかがでしたでしょうか。
「準決勝で本当に苦しい将棋を逆転勝ちして、 挑戦者決定戦に7年ぶりに進むことができて本当に幸運だったなというところと、挑戦者決定戦までの期間が結構短かったので、なんかその辺りをもっとうまく時間を使えていたらなと思います」