2024年7月24日 (水)

おはようございます。7月24日(水)は、リコー杯第14期女流王座戦本戦1回戦より、中井広恵女流六段-岩根忍女流三段戦と中村真梨花女流四段-和田あき女流二段戦の2局を中継いたします。対局場所は東京・将棋会館で、持ち時間は各3時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満で着手)。先後は振り駒によって決定されます。
中井女流六段-岩根女流三段戦の中継は琵琶が、中村真女流四段-和田あ女流二段戦の中継は康太が担当します。よろしくお願いします。

【中井広恵女流六段-岩根忍女流三段 棋譜ページ】http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/14/joryu_ouza202407240101.html

【中村真梨花女流四段-和田あき女流二段 棋譜ページ】http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/14/joryu_ouza202407240201.html

2024年7月19日 (金)

095_800(西山女流三冠が長手数の詰みに打ち取った)

082_800 (宮澤女流1級は終盤の勝負手で、迫ったようにも見えたが逆転には至らず)

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(序盤は自信がなかったと西山女流三冠)

089_800_2

090_800

本日の中継は以上で終了です。ご観戦ありがとうございました。

90後手の宮澤女流1級が金の押し売りから△4七歩成と△3九銀を間に合わせる勝負手を放ち、先手の西山女流三冠は安全勝ちを目指したのか、差が縮まっていたのか、▲3八歩と受けに回って流れが変わりました。後手の宮澤女流1級は△4六角と詰めろをかけて、パッと見は難しいといわれています。先手に勝ち筋がありそうですが、受け間違えるとすぐに負けになってしまいます。

048_800(宮澤女流1級、チャンスが来たか)

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図の局面で西山女流三冠が20分以上の時間を使っています。△4七歩成に対して攻め合い勝ちできるよう攻める組み立てがあれば、先手が勝てそうだといわれています。具体的な手順には▲4三金△2二金▲1四歩が一例。ほかの攻め筋も豊富にあり、迷う場面と思われます。

013_800_2 (西山女流三冠に勝ち筋がありそう。どう攻めるか)

6714時過ぎ、図の▲1三歩成で先手好調といった雰囲気になってきました。先手陣は薄く反動がきついものの、自然な攻めで後手陣の守りをはがしていけそうです。玉形が五分になれば、主導権を持って攻めていける先手が指しやすくなります。

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(西山女流三冠が急所に襲い掛かる)

020_800 (宮澤女流1級は6四銀・7三桂を働かせる余裕がなさそう)

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先手の西山女流三冠は2八にいた銀を4六に進めて厚みを作る異端の構想。玉の薄さを代償に、主導権を奪う力強い指し方です。後手の宮澤女流1級は6二にいた銀を中央に活用。相手が押し込んできたのに対応しながら、形よく陣形整備を進めています。
ここで(1)▲5四歩△同銀▲5五歩△4五歩5四歩△4六歩▲5三歩成△4七歩成▲4三と△同金の進行はどうかと、本日、東京・将棋会館で対局立会人を務める佐藤義則九段は見ています。第一感は金得の先手がよさそうでも、継続の攻めが難しいです。

本譜は(2)▲1四歩と端に手をつけました。△同歩▲1三歩に後手の応手は複数あり、△同銀なら前述の▲5四歩△5四銀▲5五歩△4五歩の戦いに変化が起こっているか。水面下で一手争いの攻め合いが行われているようです。

013_800 (西山女流三冠は端をからめて攻めていく)

5212時、この局面で西山女流三冠が7分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲西山40分、△宮澤1時間18分。昼食注文は西山女流三冠が「豚しゃぶ(梅しそだれ)弁当」(鳩やぐら)、宮澤女流1級が「バターチキンカレー」(rico curry)。対局は12時40分から再開されます。

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(昼食休憩時の盤面)

042_800 (対局室)

46相穴熊となり、後手が途中の△7三桂や図の△4六歩など、軽い動きを中盤に持ち込もうとしています。▲同歩△同角のあとは、△6五桂をからめて攻めていくのでしょう。相手のバランスを崩して、△8六飛や△8八歩が実現すれば後手成功です。

先手としては、▲7五歩から桂を攻める筋と、▲1四歩からの端攻めが将来の狙いとなりそうです。

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(後手の宮澤女流1級が軽い攻めで局面を動かす)