2024年6月12日 (水)

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▲宮澤ー△頼本戦は対抗形になりました。宮澤女流1級は居飛車穴熊、頼本女流初段は三間飛車です。頼本女流初段が△4五銀(34手目)と早々に動きました。穴熊が完成すると堅さの差で後手が作戦負けになりやすいため、主導権を握ってペースをつかみたいところです。先手は部分的に3筋の受けがありません。どう迎え撃つか、センスが問われそうな展開です。

山田久女流四段-磯谷祐女流初段戦は、銀沙(窓側)で行われます。交通機関の遅延により、山田女流四段の到着が10時ギリギリになったため、対局は10時3分に開始されました。振り駒は山田女流四段の振り歩先で行われ、歩が5枚。先手番は山田女流四段です。

Dsc_2593_2(先手になった山田久美女流四段)

Dsc_2600(後手の磯谷祐維女流初段)

Dsc_2583(対局開始前。本局は自動記録で行われる)

室谷-堀戦は、室谷女流三段の振り歩先で振り駒が行われ、結果は歩が3枚。室谷女流三段の先手に決まりました。

Dsc_0011(室谷由紀女流三段)

Dsc_0019(堀彩乃女流初段)

Dsc_0020(本局は自動記録で行われる。着手後に手元の緑のボタンを押す)

Dsc_0023(畳の上にゴザを敷いての椅子対局)

おはようございます。本日はリコー杯第14期女流王座戦二次予選(主催:株式会社リコー、特別協力:日本経済新聞社)より、山田久美女流四段-磯谷祐維女流初段戦、室谷由紀女流三段-堀彩乃女流初段戦、頼本奈菜女流初段-宮澤紗希女流1級戦の3局を中継します。対局はいずれも10時に開始。東京・将棋会館で行われます。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。切れたら1手60秒未満の着手となります。先後は振り駒で決定します。本局の勝者は本戦に進出です。

山田女流四段-磯谷女流初段戦を紋蛇、室谷女流三段-堀女流初段戦を生姜、頼本女流初段-宮澤女流1級戦を文が中継します。よろしくお願いいたします。

Dsc_0001(山田-磯谷戦と頼本-宮澤戦は銀沙、室谷-堀戦は香雲で行われる)

2024年6月10日 (月)

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先手は相手の攻めを呼び込む選択をして、一瞬、詰めろがかかっていたものの、図の▲6六金で見切っているようです。先手からは▲3四歩で一手一手、それを上回る手段が後手にないようです。

序中盤の模様のよさをしっかり生かした先手の中井女流六段が、優位を確保したままゴールに近づいています。

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13時30分頃から先手が1筋の歩を突き捨ててから▲2五桂と跳ねて、中盤戦に入りました。形勢は先手模様よしと見られています。
後手は△8六歩と嫌味をつけていますが、▲8六同銀とされて次の手が難しく、先手からは▲1二歩△同香▲1三歩△同香▲同桂成△同銀▲3三香の分かりやすい攻め筋があります。009_800 (先手の中井女流六段がペースを握って中盤戦へ)044_800

(岩佐女流1級は難しい戦いをしいられる。乗り越えられえるか)