第3ブロックを制した木村野乃花さんのインタビューです。
――本日の戦いぶりを振り返っていかがでしたか?
木村 5局指しました。予選は自分の立てていた作戦どおりに指せていたので、2連勝で通過しました。少しゆっくり気持ちを落ち着けて、決勝トーナメントに参加することができたかなと思います。
――印象に残った将棋は?
木村 決勝トーナメントの準決勝ですね。局面はこちらが悪くて、押さえ込まれるような形になっていたのですが、相手の方が二歩を打って私が勝ちになりました。ラッキーなところもあったかなと思います。
――決勝戦は東海研修会員同士の一戦となりました。
木村 普段から道場で指すこともあったので、お互い指し慣れている相手ではあったと思ったんです。
――決勝戦の将棋については?
木村 銀取りに△2五飛(38手目)と浮かれて銀を逃げているようではと思ったので、▲2六飛とぶつけて勝負をしてみたのですが。△2六同飛▲同歩から飛車を下ろされると、いつでも△2七歩とたたかれるのが見えているので、飛車交換をしたのがどうだったかなと思いながら指していました。▲3八玉(63手目)で相手からの攻めがなさそうだなと思ったので、そのあたりはいいのかなと思いました。
――一次予選に向けての意気込みを。
木村 自分の満足のいく将棋が指せるように頑張りたいなと思っています。そして、楽しめるように。