2023年12月11日 (月)

20231211k藤井猛九段と三枚堂達也七段の検討が進んでいます。図で△3一角は▲4五桂と跳ねる手があるそうです。以下△4五同馬▲3三飛成△1三角▲5三成銀△同金▲同竜△5七角成▲4一飛(変化図)の進行は先手の居飛車穴熊が堅く、大変な形勢のようです。検討陣は角を逃げずに△5六歩を調べています。

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控室では立会人の藤井猛九段と観戦記解説役の三枚堂達也七段が継ぎ盤を挟んでいます。

20231211g1図から▲7一角成△同金▲3四飛△4五角▲3八飛△6七角成▲5二銀(2図)と進みました。加藤女流四段は駒損覚悟で打って出たのです。

20231211j2図は次に▲6三銀成と金を取って後手陣を薄くする狙いです。この局面で昼食休憩に入りました。

20231211i2図から△3七歩▲同桂(3図)と進みました。藤井猛九段は△6二金引として▲4三銀成に△3一角を予想しています。後手は次に△1三角の活用を見ています。こう進めば振り飛車が指せるとの見解です。実戦も△6二金引▲4三銀成まで進んでいます。

Dsc_7821(藤井猛九段と三枚堂達也七段の検討)

Dsc_7831(振り飛車党の藤井猛九段)

Dsc_7844(三枚堂七段は居飛車党)

13時、対局が再開しました。

Dsc_7796001(午後の対局室)

Dsc_7743(里見女流王座)

Dsc_7769(加藤女流四段)

Dsc_7804(盤側で対局を見守る立会人の藤井猛九段と記録係の脇田菜々子女流初段)

Dsc_7811(13時、里見は再開してすぐに△3七歩と打つ)

Dsc_7817(午後の戦いが始まった)

Dsc_7698(12時5分、里見女流王座はまだ盤上を見つめていた)

Dsc_7733(5分後、里見女流王座も退出する)

Dsc_7718(昼食休憩中の盤面。手前が先手の加藤女流四段)

Dsc_7720(加藤女流四段の玉将)

Dsc_7726(里見女流王座の王将)

20231211f12時、里見女流王座が24分使ったところで正午になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲加藤1時間0分、△里見40分。昼食の注文は加藤女流四段が「うな重セット(ご飯は少なめ・肝吸)」(ふじもと)。里見女流王座が「山かけそば」(ほそ島や)です。里見女流王座は午後のおやつの「チョコレート、チョコチップクッキー、ティグルフリュイ」を昼食と一緒に注文しています。加藤女流四段は飲み物として「京都府産一番茶使用 濃い贅沢ほうじ茶ラテ(ホット)」も注文しました。対局再開は13時です。

Dsc_7716(加藤女流四段の昼食)

Dsc_7708(うな重・ご飯少なめ)

Dsc_7684001(里見女流王座の昼食)

Dsc_7660(里見女流王座が注文した午後のおやつ)

Dsc_7668001(チョコレート、チョコチップクッキー、ティグルフリュイ)

20231211e控室では藤井猛九段と観戦記担当の馬上勇人さんが継ぎ盤を挟んでいます。図の局面について藤井猛九段は「先手がうまくいっていないのではないか」と話していました。図で先手は▲7一角成△同金▲3四飛と飛車を取ることができるのですが、△4五角が飛車と金の両取りになるからです。先手は次に△4四銀と打たれると角が助からなくなります。次の一手に注目です。

Dsc_7639(控室の検討風景)

Dsc_7620(立会人の藤井猛九段)

Dsc_7631(観戦記担当の馬上勇人さん)

20231211a里見女流王座の中飛車に、加藤女流四段は超速3七銀で対抗しました(1図)。

20231211b1図から加藤女流四段は▲6六歩と突いて▲6七金と上がり、居飛車穴熊にしました(2図)。

20231211c3図から▲3五歩△同歩▲同銀△同銀▲同角に△5四飛(4図)と進んでいます。先手の玉の堅さが生きるのか、それとも後手の駒がさばけるのか。早くも中盤の難所を迎えています。

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Dsc_7578(玉を固めて先攻する加藤女流四段)

午前のおやつは加藤女流四段が京都府産一番茶使用濃い贅沢抹茶ラテ(ホット)、里見女流王座がアイスロイヤルミルクティーです。

Dsc_7607 (午前のおやつは対局開始時に出された。左が加藤桃女流四段の注文した抹茶ラテ)

Dsc_7436(9時30分過ぎ、加藤女流四段が先に入室した)

Dsc_7428(背筋を伸ばして目を閉じる加藤女流四段)

Dsc_7444(里見女流王座の入室は9時40分頃)

Dsc_7466(駒を盤上に散らす里見女流王座)

Dsc_7523(駒を並べる両対局者)

Dsc_7554(10時、対局開始。加藤女流四段の初手は▲4八銀だった)