2023年11月10日 (金)

決戦ではなくじっくりと

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控室の継ぎ盤が盛り上がっていました。上図から▲4二角成△同金▲同竜と2枚換えで踏み込む順があります。突き詰めれば先手勝ちの結論も出そうなだけに、検討にも熱が入ります。加藤女流四段は残り時間に余裕があり、直線的な変化を読む余裕もあります。長考になるかと思われましたが、加藤女流四段は少考で▲7七桂と指しました。決戦ではなく、端攻めを狙ってじっくりと優位を目指そうという方針です。里見女流王座は残り34分と余裕がありません。中川八段は「端攻めの対応が難しく、居飛車がいいと思います」と話しています。

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