「ホテル椿山荘東京」は、昨年に創業70年を迎えました。古来より椿が自生して「つばきやま」と呼ばれていたのを、明治11年に邸宅を構えた山縣有朋が「椿山荘(ちんざんそう)」と音読みで命名します。山縣有朋から受け継がれた庭園は起伏に富み、推定樹齢500年のシイの木や100種1000本のツバキの木々が生い茂っています。現在は雲海による幻想的な光景も見どころのひとつです。
「ホテル椿山荘東京」を運営する藤田観光株式会社には、2019年に日本将棋連盟より「大山康晴賞」(将棋の普及や文化振興のため永年にわたり多大な貢献をされた方を賞賛するもの)が授与されています。リコー杯女流王座戦五番勝負が行われるのは、4年連続4回目となります。
【東京のホテルならホテル椿山荘東京。】
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/
(ホテル椿山荘東京。正面はホテル棟で、左手前にチャペルがある。写真には収まっていないが、左方向にはバンケット棟もあり、広大な敷地を生かした多数の客室、イベントスペースを有する)
(ホテル棟の側にあるのが対局場の「料亭 錦水」。今年4月には名人戦七番勝負第1局・渡辺明名人ー藤井聡太竜王・名人戦が行われた<肩書は当時>)


局面はねじり合いに進んでいます。図は▲5三歩に△1五歩▲同歩△1七歩と垂らしたところ。以下▲2六銀△4四角▲3五歩で里見女流王座が考えています。














戦型は里見女流王座の先手中飛車です。加藤女流四段は5筋を交換させて持久戦を目指し、▲5五銀の仕掛けを誘いました。上手から△同銀▲同飛△5四歩▲5九飛△3二銀▲4五歩と進み、加藤女流四段が手を止めています。







