2023年8月15日 (火)

リコー杯第13期女流王座戦本戦準決勝より、西山朋佳女流三冠-上田初美女流四段の一戦をお送りします。勝者は挑戦者決定戦進出が決まる一番です。対局は8月15日(火)に東京・将棋会館で行われ、10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。使いきると1手60秒未満での着手。先後は振り駒で決定します。

本局の中継は康太が担当します。よろしくお願いします。

2023年8月 8日 (火)

20230808_73第1図で△3七歩成が軽妙な成り捨てでした。以下▲3七同金△6六歩▲同歩△同角▲6七歩△4八角打と進んで第2図。

20230808_80先手の右金を3七におびき寄せた効果で、△4八角打が実現しました。渡部女流三段が一気呵成の寄せで決めにいってます。

20230808_5312時、この局面で渡部女流三段が5分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲野原50分、△渡部1時間8分。昼食注文は渡部女流三段が「(上)親子丼(ご飯半分)」(ほそ島や)、野原女流初段が「オムハヤシ」(LAITIER)。対局は12時40分から再開されます。

20230808a7305659(昼食休憩時の「飛燕の間」。手前側が野原女流初段の席)

20230808a7305661(手番の渡部女流三段側から撮影)

20230808_38図は11時10分頃の局面。後手が8五にいた銀を7四に引いて態勢の立て直しを図ったところです。手の流れは▲6九玉かと思いましたが、野原女流初段は図で▲3四歩と角取りに打ちました。△2二角~△4四歩~△4三銀で打った歩が負担になる恐れもあるだけに、強気な踏み込みといえます。