(完勝で防衛に向けて幸先のよいスタートを切った里見女流王座)
◆里見女流王座の談話
――本局を振り返って、いかがですか。
里見 早い段階で激しくなりましたが、途中は変化が多くて、難しい将棋だったと思います。
――ポイントになったのはどの辺りでしょうか。
里見 ▲6六歩(49手目)と打ったところで、どうやられるのか難しいと思っていました。その辺りでしょうか。
◆加藤桃女流三段の談話
――本局を振り返って、いかがですか。
加藤桃 先手に馬を使われてからは、あまりいいと思っていなくて。最後はまだましな順があったかもしれないんですけど、ちょっと見えなかったので、しょうがないかなという感じです。
――そうすると、馬を使われる前の辺りがポイントでしたか。
加藤桃 ▲9二馬(53手目)と引かれて、先手の馬の活用が見込める形になったので、あまりよくないかなと思いました。