2022年9月 7日 (水)

終局直後

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■加藤桃子女流三段
――今日の将棋を振り返ってのコメントをお願いします。
加藤 後手番なので、相手についていくような指し方をしましたが、難しくてよくわかりませんでした。受ける展開になると思っていました。△4五桂打(68手目)からの反撃が本当にうまくいくかどうかの将棋と思っていました。
――よくなったと思ったのはどのあたりでしょうか。
加藤 最後までわからなかったのですが、△3六歩(104手目)と打ってキズを消せて少しよくなったのかなという気がします。
――5年ぶりの五番勝負登場となりました。ご感想をお願いします。
加藤 タイトル戦を戦えることは光栄なことです。そのことはとてもうれしいです。タイトル戦は厳しい戦いになると思いますが頑張ります。
――女流王座は4期取って、クイーン王座がかかる勝負になります。終わったばかりですが意気込みをお願いします。
加藤 最初に取ったタイトルなので、思い入れがある棋戦です。クイーンがかかっているのを知らなかったですけど、華やかな舞台だと思いますので、自分の力を出せたらと思います。

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■西山朋佳白玲・女王
――本局を振り返っていかがでしょうか。
西山 やってみたかった形でした。ただ、昼食休憩の局面は若干自信がありませんでした。なんとか手を出していったのですが、最後はもう少し粘れる順があったかもしれません。
囲いの差が出やすいので、仕掛けの段階でもう一工夫必要だったのかなと思います。
――リベンジマッチはかないませんでした。
西山 残念な気持ちはありますが実力だと思うので、課題を見つめ直したいと思います。

(書き起こし=銀杏、撮影=文)