▲渡部ー△里見香 里見女流四冠の勝利 ▲渡部-△里見香戦は16時31分、124手で里見女流四冠の勝ちとなりました。消費時間は▲渡部3時間0分、△里見2時間39分(チェスクロック使用)。勝った里見女流四冠は本戦2回戦に進出。次戦で上田初美女流四段-室谷由紀女流三段戦の勝者と対戦します。
▲渡部-△里見香 後手玉が寄るかどうかの勝負 図は16時すぎの▲渡部-△里見香戦。ここで渡部女流三段は▲8三桂成と殺到。後手玉が寄るかどうかの勝負となったようです。 (勝って本戦2回戦に進出するのはどちらか)
▲脇田-△中村真 バリケード突破 ▲脇田―△中村真戦は歩のバリケードを突破して、後手が△4四角と活用できました。次は△8五桂~△7七銀や△9七桂▲同桂△7七銀と一気に寄せるような筋を狙えそうです。先手は▲4五銀として角を追いました。熱戦が続いています。
▲脇田-△中村真 歩のバリケード ▲脇田―△中村真戦は後手が攻めて、先手が受け止める展開。▲5三歩から▲4四歩として、先手は歩のバリケードで6二角を封鎖しました。次は▲5二歩成から攻めていけます。 ▲5二歩成からは、▲6一とに△同銀なら▲8一飛△7二玉▲8二金で詰み。と金が活躍して、後手の守り駒を確実に取っていけそうです。 (脇田女流初段は▲5二歩成で勝つ余裕ができるまで自玉を守りきれるか)
▲渡部-△里見香 駒柱 14時15分頃、▲渡部-△里見香戦で駒柱が発生しました。 このあと、渡部女流三段が▲6八同角と応じたため、8筋に玉が配置され合う将棋ながら、7筋に互いの歩しかいない形での6筋の駒柱という珍しい状況が生まれています。 (昼食休憩明けの里見香女流四冠。このあと発生する駒柱には気づいただろうか)
▲脇田-△中村真 後手が暴れる ▲脇田―△中村真戦、14時頃の局面。後手は△2五歩と突いていきました。おそらく7六歩を狙っていて、そのために邪魔な2六飛に働きかけたのでしょう。△7六銀とすり込めれば、△8七銀成▲同玉△6五角といった狙いができます。 5一角が攻めに利いていない中、何とか攻めをつなげようと暴れています。 (中村真梨花女流三段は攻めをつなげられるか)
▲渡部-△里見香 14時頃の局面 図は14時頃の局面。里見女流四冠が4二に控えの桂を打った局面。このあと△5四桂から△6六桂までいけば、王手金取りのうえに飛車による馬取りも掛かるところです。渡部女流三段はこの桂打ちに対し、どういった順で応戦するでしょうか。 (対局再開後、▲2七飛を着手する渡部女流三段)
▲脇田-△中村真 対局再開 ▲脇田―△中村真戦は対局再開から本格的な戦いが始まりました。図は後手が5筋の位に反発して奪還しようとしたところ。(1)▲5五歩には△6五銀とぶつける手があったのでしょう、先手は(2)▲3五歩として△同歩なら▲3四歩と角を追う手を狙いました。 歩がドンドンぶつかっていっています。後手が角を押さえ込まれる前にさばけるか否かに注目です。 (中村女流三段の再開後の一手は△5四歩だった。着手して相手の様子をうかがう) (脇田女流初段は9分ほど時間を使って▲2四歩。積極的に応戦していった)
▲渡部-△里見香 対局再開 12時40分になって対局再開。渡部女流三段はすぐに▲2七飛を着手。以下△4六銀成▲7九角(図)までパタパタと進んだところで里見女流四冠が手を止めました。 (手番の渡部女流三段。受けきり勝ちも視野に入ってくるところ) (駒損の里見女流四冠は攻めが切れないように気をつけたい) (12時40分になって対局が再開された)