▲加藤圭-△香川戦、戦型は、先手がまずは中飛車にしてから、後手の向かい飛車に合わせて▲2八飛と戻る作戦でした。
先手の手が遅れ気味になっていたため、上図△2四角の覗きが受けづらく見えたところ、先手は▲7八玉△5七角成と後手に馬を作らせる驚きの進行を踏みました。下図は11時頃の局面です。ここで香川女流四段が40分近くの長考をしています。
先手は2二飛取りと角道を開けました。△1二飛には▲2六歩から2筋を攻めて、馬を作られた代償を得ようとする狙いでしょう。後手は△4七馬と歩得をするか、自陣の整備を優先するか、難しい場面でしょうか。
(朝の両対局者)