(勝った里見香女流四冠。女流王座復位、クイーン王座獲得にあと1勝に迫った)
(敗れた西山女流王座はカド番に追い込まれた。女流王座の初防衛に黄色信号)
【里見女流四冠のインタビュー】
――全体の感想をお願いします
里見 早い段階で仕掛けていったんですけど、細い攻めなのでずっと難しいと思ってやっていました。
――桂を跳ねたあたりは?
里見 そこまで自信があるわけではなかったですけど、代わる手も難しくて。攻めていってどうなのかなと思っていました。
――攻めがつながりそうだなと思ったのは、どのあたりですか?
里見 最後に結構踏み込んで、やっているときは読み抜けがないか、ちょっと心配はあったんですけど。飛車を踏み込んで成ったあたりはこちらの攻めが速いかなと思いました。
【西山女流王座のインタビュー】
――一局の内容を振り返ってください。
西山 序盤はまずまずかなと思いながら指していたんですけど、△7三玉と上がったところは暴発してしまったかなと。もうちょっと妥協すれば一局の将棋だったんですけど、突っ張った上に途中で自重してしまって、一方的な内容にしてしまったかなと思います。
――仕掛けられた辺りは?
西山 一局かなと思いました。