2020年9月14日 (月)

終局直後

Dsc_0138(終局直後の特別対局室。特別協力の日本経済新聞の談話に応じる)

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―― 本局を振り返っていただけますでしょうか。

里見 完全に力戦の将棋になったのですが、1手1手、考えながら進めていきました。対抗形に落ちついて、固める展開になったので、主導権を持てたかなと思います。

―― 終盤、難しい将棋だったと思うのですが。

里見 模様がいいのかなと思っていたのですが、端に手をつけられたところで、丁寧に面倒をみる順があればと思ってました。具体的にわからなかったので、攻め合いになりました。難しいながら、少し残しているのかなと思いながら指していました。

―― 挑戦権獲得ということで、昨年のリベンジマッチということになりました。

里見 挑戦できることは、ほっとしていますし、また西山さんと対戦できるということで、しっかり調整して挑みたいと思います。

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―― 本局、全体を振り返ってみて、いかがでしたか。

伊藤 序盤から、1手1手難しい将棋になりまして、もうちょっと早く戦いを起こす順を探したかったです。それがよくわからなくて、駒組みが続く感じになりました。組みあがったところは、難しいながらも、あまりよくない気がしていました。ちょっと無理っぽい動きをするしかなくなったというか……。最後は何かあればと思ったのですが、私には見えなくて。敵玉が見える形にはなったのですが、最後は足らなかったですね。

―― 最後、端からの反撃で、難しくなったのではないかという評判でしたが。

伊藤 何とか相手玉が見えて、危ない形になったとは思ったのですが、ちょっとわからなかったです。