加藤桃女流三段は、速攻から終始ペースを握って押し切った。

甲斐女流五段は３～４筋の位が生きなかった。

（撮影＝生姜）

以上で本局のブログ更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

101手まで加藤桃子女流三段が勝ちました。終局時間は15時25分。消費時間は▲加藤１時間43分、△甲斐３時間０分。勝った加藤女流三段はベスト４に進出。伊藤沙恵女流三段－藤井奈々女流初段戦の勝者と対戦します。

図は14時20分過ぎの局面。
先手は馬の力を存分に生かして、６～７筋の勢力争いを優位に進めています。駒割りも金桂交換で先手が得しており、優勢と見てよさそうです。

（撮影＝生姜）

12時、図の局面で甲斐女流五段が22分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲加藤33分、△甲斐１時間26分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は12時40分に再開します。

図は11時10分過ぎの局面。
玉の囲い合いが続くかと思われたところで、先手が飛車を６筋に転回して攻撃的な姿勢を見せています。相手の６筋に隙ありと見て、機敏に動いた雰囲気です。

甲斐智美女流五段。

加藤桃子女流三段。

（撮影＝生姜）

図は10時30分頃の局面。先手が▲４五歩と速攻を仕掛けて、乱戦模様の立ち上がりとなっている。

第10期リコー杯女流王座戦は準々決勝となる２回戦が進行中です。14日（木）は甲斐智美女流五段－加藤桃子女流三段戦をお送りいたします。本局の勝者はベスト４に進出します。両者の過去の対戦成績は甲斐女流五段１勝、加藤桃女流三段３勝となっています。

対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）、使い切ると一分将棋です。先後は振り駒で決定します。

本局の中継とブログ更新は八雲、写真撮影は生姜が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

感想戦の様子です。

（辛抱実って山根女流二段がベスト４進出一番乗り）

（岩根女流三段は積極的に攻めていたが仕留めきれず）

以上で本局の中継は終了です。ご観戦ありがとうございました。

次回の中継は８月14日（金）、対戦カードは甲斐智美女流五段－加藤桃子女流三段です。

図の局面で山根女流二段が勝ちました。終局時刻は16時33分。消費時間は▲山根２時間27分、△岩根３時間０分。

勝った山根女流二段はベスト４進出を決めました。