2020年8月25日 (火)

第10期リコー杯女流王座戦本戦のベスト4進出を懸けた最後の一戦です。8月25日(火)は、里見香奈女流四冠-鈴木環那女流二段の一戦をお送りします。
対局は、関西将棋会館「水無瀬の間」で10時に開始予定です。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)で、使いきると1手60秒未満の秒読み。先後は振り駒で決定します。
Img_2039(澄んだ青空が見える朝の大阪)

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/10/joryu_ouza202008250101.html

本局は棋譜コメント入力を武蔵、撮影は夏芽記者が担当します。よろしくお願い致します。

2020年8月17日 (月)

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盤面全体にじわりと圧力をかける藤井女流初段に、伊藤女流三段は手堅い指し回しで対抗しています。しっかりと玉を固め、△4四香(70手目)と力をためて慌てません。先手は玉が不安定なため、激しい戦いになると隙を突かれて転落する恐れがあります。まとめるには力がいる形で、藤井女流初段に苦労の多い展開になりそうです。

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12時40分、対局が再開されました。午前中の流れを汲み、藤井女流初段が積極的な前進守備に出ています。伊藤女流三段は網を破って攻めを通せるかどうか。藤井女流初段は空中分解の危険があり、伊藤女流三段は押さえ込まれる恐れがあります。互いに不安を抱えながらの戦いになりました。

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12時、藤井女流初段の手番で昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井女流初段1時間16分、△伊藤女流三段43分。昼食は両者とも注文なし。対局は12時40分に再開されます。

休憩中、対局室には屋敷伸之九段が訪れていました。屋敷九段は伊藤女流三段の師匠。今日は王位戦の対局を戦っています。

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戦型は相振り飛車になりました。向かい飛車に振って積極的な構えを取った伊藤女流三段、自陣の整備もそこそこに△1五歩(30手目)といきなりの速攻。意欲的です。軽い印象が否めない攻めだけに、成否が注目されます。

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(積極的に攻勢を取った伊藤女流三段。写真は朝の表情)

第10期リコー杯女流王座戦本戦から、伊藤沙恵女流三段と藤井奈々女流初段の一戦を中継します。勝者はベスト4進出が決まる一番。2人は本局が初手合いです。

対局は8月17日(月)、東京・将棋会館で10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒の秒読み。先後は振り駒で決定します。

中継は棋譜・コメント入力を文、撮影を牛蒡が担当します。

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