2020年8月25日 (火)
里見香女流四冠が準決勝に進出
▲鈴木-△里見香戦は、102手で里見女流四冠が勝ちました。終局時刻は15時17分。消費時間は、▲鈴木2時間43分、△里見1時間53分(チェスクロック使用)。勝った里見香女流四冠は、準決勝に進出が決まりました。
端からの殺到
鈴木女流二段、残り時間が1時間を切る
中央での抗争
対局再開
昼食休憩
長考
戦型
戦型は鈴木女流二段の居飛車穴熊、里見香女流四冠のゴキゲン中飛車となりました。対局開始から20分ほどで現局面を迎えており、互いに想定していた様子がうかがえます。





里見香女流四冠が快調に攻め続けています。急所で両方の大駒が働き、端からは2枚の香が先手玉に襲いかかろうとしています。
14時20分、鈴木女流二段の残り時間が1時間を切りました。先手玉は馬と角ににらまれており、△9七桂成に▲同桂でしか応じられません。鈴木女流二段はしばらく受けに回って、反撃のタイミングを待ちたいところです。
昼食休憩明けから中央での戦いとなりました。鈴木女流二段は金を出て飛車に当てました。後手の飛車が逃げれば▲2四角からさばけそうです。



12時、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲鈴木1時間分、△里見53分。昼食の注文は、里見女流四冠がイレブンの一口ヘレカツ、鈴木女流二段はやまがそばの親子丼。対局再開は12時40分です。
鈴木女流二段が▲2四歩△同歩と突き捨てを利かしてから▲3七桂と跳ねた局面です。ここで後手の里見香女流四冠が30分以上、手を止めています。△8三銀から銀冠を目指すのは▲5六歩の仕掛けがあって危険です。今後の展開を大きく左右するかもしれない次の一手を、慎重に考えています。


