2020年7月27日 (月)
加藤桃女流三段が2回戦へ進出
▲山口恵-△加藤桃戦は116手で加藤女流三段が勝ちました。終局時刻は15時42分。消費時間は▲山口恵2時間17分、△加藤桃2時間37分。勝った加藤桃女流三段は2回戦で甲斐智美女流五段と対戦します。
加藤が優位を築く
上の図から△4七角成▲同銀△5七金▲9二角に△7五歩(下の図)が厳しい攻めになったようです。5七に金を打ったのは馬を引かせないためで、馬のラインがずれれば△4九飛成が生じます。後手がはっきりと優勢になったようです。
激しい攻め合いに
局面は激しい攻め合いになっています。△4四桂は角の利きを利用した△3六桂が狙いで、手持ちの銀と4七の質駒を見て、一気の寄せを狙っているようです。6九の角が急所に利いている分だけ、後手がペースを握っているのかもしれません。
角桂を持ち合う大さばきに
対局再開
昼食休憩
四間飛車vs銀冠
先手番の山口女流二段が四間飛車を採用しました。最近は居飛車が多かったイメージですが、中飛車の採用もたまに見られます。対して後手番の加藤女流三段は角道を開けず引き角にして玉を銀冠に囲いました。知る人ぞ知る玉を固める手法で、後手はこのあと穴熊に組み替えることも考えられます。
対局開始
1回戦 加藤桃-山口恵戦
本日は第10期リコー杯女流王座戦(株式会社リコー主催、日本経済新聞社特別協力)本戦1回戦の加藤桃子女流三段-山口恵梨子女流二段戦をお送りします。対局は7月27日(月)10時から東京・将棋会館で行われます。持ち時間は各3時間(チェスクロック方式)です。使いきると1手60秒未満での着手となります。先後は振り駒で決定します。
本局の中継とブログ更新は琵琶、写真撮影は文が担当します。よろしくお願いいたします。