
図は16時過ぎの局面。千葉女流四段は玉頭に戦力を集め、満を持して▲7四歩と突きました。3四金を相手にせず後手玉を直接攻める態勢に持ち込みました。後手の大駒が攻めに働いておらず、先手優勢は明らかです。室谷女流三段は苦しい流れになりましたが、踏みとどまれるでしょうか。

図は16時過ぎの局面。千葉女流四段は玉頭に戦力を集め、満を持して▲7四歩と突きました。3四金を相手にせず後手玉を直接攻める態勢に持ち込みました。後手の大駒が攻めに働いておらず、先手優勢は明らかです。室谷女流三段は苦しい流れになりましたが、踏みとどまれるでしょうか。

図は15時頃、△3二金と上がって▲4三銀成を防いだ局面です。千葉女流四段は銀桂交換の戦果を挙げると6五、5四に銀を投資。後手の飛車を押さえ込みました。しかし先手は持ち駒を使い果たしており、歩切れも痛いところ。室谷女流三段としても我慢のしがいがある局面といえそうです。
おはようございます。第10期リコー杯女流王座戦二次予選より、千葉涼子女流四段-室谷由紀女流三段の一戦をお送りします。対局は東京・将棋会館で行われ、6月23日(火)10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。先後は振り駒で決定されます。
本局の棋譜中継とブログ更新は康太、写真撮影は玉響記者が担当します。よろしくお願いします。
▲渡辺-△中村真戦は16時31分、120手で中村真梨花女流三段が勝ち、本戦進出を決めました。消費時間は▲渡辺3時間、△中村2時間47分(持ち時間は各3時間)。