2020年6月26日 (金)

73▲中井-△山根戦の15時頃の局面。後手が攻めを受け止めて、8六歩の拠点を残しています。先手の攻めが難しくなってきています。△4四銀とされたとして、先手が攻めを継続する手段は簡単ではありません。簡単ではありませんが、攻めがないと押さえ込まれてしまいそう。先手にとって、難所を迎えているといえるでしょう。

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(中井六段はどう攻めを継続するか)

062604_047▲甲斐-△飯野戦は後手が攻め、先手が受ける展開が続いていますが、先手の受けが的確です。図に至る前の36手目△4六桂の局面は後手が2歩を持っていましたが、くいつくためにすでに消費しました。後手が少し苦労している印象を受けます。

Dsc_0013(飯野女流初段は歩切れに追い込まれた)

Joryu_ouza20200626030192 ▲田中-△水町戦は押したり引いたりの中盤戦が繰り広げられています。先手は1筋で戦果を挙げることができましたが、後手も△6五桂や、△6六歩▲同金(▲同銀は△4六角)△6五香の反撃があります。上図から▲1三歩成△同香▲2五桂と進めば激しい攻め合いになりそうです。

Dsc_0033_2 (本局に勝てば女流2級の権利を得る田中女流3級)

5613時45分頃、後手の山根女流二段は中央に相手の駒を呼び込んで、8筋に手をつけました。▲8五同歩に△同桂▲8六銀△8八歩▲同玉△4五歩が一例で、ここまで進むと後手は主導権を握れそうです。ただ、形勢は難しいでしょう。

先手は上記は受けに回る順。ほかに▲4四歩や▲6四銀もあるでしょう。こちらは攻め合いになりそうです。Dsc_0065 (山根女流二段)