（形勢に差がつくまでの局面まで感想戦は行われた）
（里見前女流王座が駒を仕舞う）
（両者一礼をして第９期女流王座戦が閉幕した）
（感想戦終了後、古島正・株式会社リコー執行役員から花束が贈呈された）
（第10期もお楽しみに）
2019年12月 4日 (水)
感想戦
（序盤からじっくりと感想戦が行われた）
終局直後
（多くの報道陣が詰めかけた）
（新女流王座。表情はまだ硬い）
（里見前女流王座）
終局直後に西山と里見にインタビューが行われた。
――シリーズ全体を通して
西山 里見さんと対局を重ねる中で自分の弱点が見えてきて、そういところを重点的に意識して努力しながら指した将棋だったかなと思います。
――初の女流王座、女流三冠について
西山 そうですね、それはうれしく思います。まだまだ足りない部分が多いので、今後も補っていければと思います。
――今日の将棋について
里見 予定変更があって、難しいと思ったんですけど、崩れてしまいましたね。
――女流王座失冠となったが
里見 自分の指しなれた形以外の将棋で試してみたいことがあったので、そこで未知の局面になったときに実力がついていないと実感しました。そのあたりを今後修正して努力を重ねていけたらと思います。
新女流王座誕生
144手で西山女王・女流王将が３勝１敗で女流王座を奪取。自身初の三冠を保持することになった。
終局時刻は17時12分。消費時間は、▲里見香２時間59分、△西山２時間６分。
挑戦者が勝ちに近づく
後手がビシビシと攻め立て、形勢はいよいよはっきりしてきました。西山女王・女流王将の女流三冠が近づいています。「差が開いています」と控室の検討も落ち着いてきました。
熱戦続く
控室は棋士・女流棋士・関係者・記者含め25人ほど。熱気がこもっています。盤上も力のこもった戦いが続いています。形勢は後手がよいようです。
（検討陣は中央のモニターを見て進行を確認。左からカロリーナ・ステチェンスカ女流１級、礒谷真帆女流初段、相川春香女流初段の姿も見える）
差が縮まったか
16時。苦しいと評判の里見女流王座が自陣に竜を作って頑張っています。後手は調子よく攻めていますが、４七のと金を失ったのがどうだったか。「差が縮まってきた」「全然大変」「わからない」と控室の評判が変わりつつあります。検討の中心にいる鈴木大介九段からはついに「逆転したんじゃないの？」との声が上がりました。
（鈴木九段が関係者、記者の方々と検討している）
控室の様子（４）
15時30分ごろの控室の様子です。盛況ぶりで、座る場所がなくなってきました。
（宮田敦史七段（右）が訪れ、鈴木九段と口頭で検討中）
（後手が押している評判。先手は９八に桂を打たされてしまっている）
挑戦者の玉頭攻め
時刻は15時30分。後手が△８五歩と突いたところで局面が止まっています。▲８五同歩は△８六歩▲９八銀△７七歩成▲同金右△７六歩で後手が押し潰せそうです。控室では▲６六歩が挙がっていますが、先手自信ないという見解です。
（勝負どころの里見女流王座。控室の評判は芳しくない）
東京・将棋会館１階販売コーナー
（東京・将棋会館の玄関。一度目にした方も多いはず）
（女流棋士カレンダーが販売中）
（１日、２日を飾る本局の両者）
（こちらは将棋世界１月号。表紙は永瀬拓矢二冠）
（リコー杯女流王座戦の模様も特集されている）