【里見女流王座の談話】
――本局は穴熊にされましたが、研究の序盤だったのですか。
「そんな深くはしてないのですが、一つはあるかなと思っていました」
―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「堅さを生かして攻めることができたので――善悪はちょっとわかりませんが実戦的には指しやすいかなと思っていました。ただ、途中は攻めきれるかどうかというところで、難しかったと思います」
【西山女王・女流王将の談話】
――中盤のあたりの形勢判断はいかがでしたか。
「ある程度、想定通りだったのですが――楽観していたのかもしれません。▲4八飛(63手目)とか、あまり見えていなくて。もうちょっと丁寧に指さなければいけなかったかと思います」
――苦しくなったと思われたのはどのあたりでしたか。
「やはり▲4八飛を指されて、攻守が入れ替わってしまった感じでした」