2018年11月 7日 (水)

前夜祭の料理を紹介します。

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(「酒盗」は酒を盗んででも食べたくなることが名前の由来の、カツオの塩辛。「オバケ」はクジラが使われた料理。「きびなごおから寿司」は酢飯の代わりにおからを使った寿司。「チチコ生姜煮」はカツオの心臓であるチチコの料理。「ドロメ」はイワシの稚魚のことで、酢味噌和えが主流。いずれも高知の食文化)


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以上で前夜祭の更新を終わります。明日の対局は10時開始です。

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(両対局者が退席したあと、会場では宮本広志五段と村田智穂女流二段による第1局振り返り解説が行われた)

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(多くの参加者が聞き入っていた)

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(壇上にて、出演棋士による戦型予想。里見女流王座の中飛車を予想する棋士が多い)

畠山鎮七段「里見さんとは奨励会に入った頃から研究会でよく指しております。弟子の斎藤(慎太郎)王座とは800局以上指しましたが、その次に多いのが里見さんで、300局以上は指しております。明日の戦型予想は里見さんが中飛車かと思います。しかし、ついこのあいだ里見さんが『いろんな戦法を覚えようと思っている』『いろんな局面を考えている』と言っていました。私の予想は当たらないので、次の宮本さんお願いします」

宮本広志五段「里見女流王座の得意形は先手中飛車ですが、第1局も中飛車でした。里見さんは三間飛車も得意にされているので、石田流もあるのかなと思っています。清水さんの手厚い指し回しにどう対抗するのかが注目です」

村田智穂女流二段「女流棋士になったときに、『好きな先生は?』と尋ねられると清水先生の名前を挙げさせていただいておりました。女流棋士会副会長になったとき、清水先生にわからないことを尋ねると、すぐに的確な答えが返ってきて、とても勉強になったのを覚えています。第1局は熱戦でしたので、第2局もさらなる熱戦になると思っております」

島井咲緒里女流二段「里見さんは普段はあどけない笑顔の女の子なのですが、盤の前に座るとキリッと表情が変わる姿が印象的です。明日は高知の皆さまに楽しんでいただけるような熱戦を見られると思っています」

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(閉会の挨拶 リコージャパン株式会社 岡林義男高知支社長)

「里見さんが王座防衛に近づくか、清水さんが勝って巻き返しを図るか、明日熱い戦いが行われます。昨年は皆さまから『来年もぜひ高知で開催してください』と温かいお言葉をいただきました。来年度、高知で3年連続の開催を期待される方はぜひ、拍手をいただければと思います(大喝采)。リコーグループは全国、そしてこの高知、土佐の発展にこれからもリコー杯を続けて参りたいと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」

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(花束贈呈)

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(花束を贈呈したのは、澤村現真くん、澤村理貴くんの兄弟。現真くんは昨年のアマ竜王戦と中学選抜の高知県代表。理貴くんは今年の中学選抜高知県代表)

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(対局者のツーショット)

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(両対局者はここで退席した)

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(参加者向けの抽選会のプレゼンターは両対局者)

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(里見香奈女流王座)

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(清水市代女流六段の腕に提げられているのは、抽選会でプレゼントされるトートバッグ。今日の昼に高知城で撮影された対局者ツーショット写真を、前夜祭会場で展示されている布地に印刷できるプリンターで印刷している)

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(清水女流六段が参加者にプレゼントを渡す様子を、里見女流王座が見守っている)

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(里見香奈女流王座の挨拶)

「師匠の森(けい二)九段が高知県出身で、高知には11歳の頃から合宿などで来ております。対局者として、昨年に引き続いてこの場所にくることができて大変うれしく、幸せだなと実感しております。それもひとえに皆様のお力添えがあったことだと感謝しております。明日は全力で頑張りたいと思います」

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(清水市代女流六段の挨拶)

「皆さまのご声援をいただきまして、本当に胸がいっぱいになっております。先ほど里見女流王座が『明日は全力で頑張りたい』とおっしゃっておりましたが、(里見女流王座のほうを向いて)全力じゃなくていいから。私は全力以上の、120パーセントの力で頑張りたいと思っております。
以前、高知にきたときは『高知空港』でした。今日、空港に着くと『高知龍馬空港』に。龍と馬、将棋愛好者としては大変うれしい空港に立たせていただいて、これも何かのご縁、こういった場所で大きな対局を指させていただけることを幸せに感じております。
なかなか対局や仕事の場では、観光する時間がないのですが、今回は高知城の天守……の近くまで行かせていただきました。石段を上がりまして高知城に向かっていると、段々と息切れがしてまいりまして。『これはいかん、挑戦者なのにこんなところで息切れするなんて』と思って、ふと里見女流王座を見ると、立ち止まって膝をさすっておられたので『あ、これはちょっといい勝負かな』と一瞬思いました。さらにその先を見ますと、背筋をピンと伸ばして颯爽と登っておられる淡路九段の姿がありました。さすが立会人。先輩の姿を大変頼もしく思いました。淡路先生といえば『不倒流』。倒れないということで大変有名です。明日は淡路不倒流を見習いまして、私も倒れないように、しっかり最後まで立っていられるように、自分らしい将棋を出し切れるように務めたいと思います」

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(乾杯 高知市 岡崎誠也市長)

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(「乾杯!」の声が会場を包む)

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(リコー杯女流王座戦の紹介VTRが上映される)

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(棋士紹介)

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(高知県南国市出身の島井咲緒里女流二段が8月に「高知県観光特使」を委嘱されたことが紹介された)

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(立会人の淡路仁茂九段の挨拶)

「明日の対局は女流棋士界屈指のカードでして、最高峰の将棋が見られるのではないかと楽しみにしております。また、指導対局や大盤解説なども行いますので、ファンの皆さまには楽しんでいただけると思います。ぜひ皆さまには会場にお越しいただけますよう、お願い申し上げます」

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(開催の挨拶 株式会社リコー 古島正執行役員)

「昨年に引き続き、再び高知に女流王座戦が戻ってきて大変うれしく、光栄に思います。里見女流王座は女流棋士の中でも最高の成績を誇られます。対する清水女流六段は、常務理事をしながら高勝率で勝たれておられます。激務の中、将棋を勉強する時間の確保も難しいとは思われますが、その中でのタイトル挑戦は本当にすごいと言わざるを得ません。明日は、お客様にも様々な企画をご用意しておりますので、ぜひとも楽しんでいただきたいと思います。昨年も大熱戦でしたが、今年はそれ以上の対局になると祈念いたします」

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(主催者挨拶 公益社団法人日本将棋連盟 森下卓常務理事)

「高知県に初めて訪れたのは約30年前、22歳のときでした。里見さんの師匠である森けい二先生のもとで、若かりし頃の羽生(善治)さん、森内(俊之)さん、先崎(学)さんと焼き肉パーティを盛大にやったのが、非常に懐かしい思い出として残っております。その後、タイトル戦で高知を訪れたときは、羽生さんにきついお灸を据えられた苦い記憶があります。(注:1994年、第20期棋王戦第1局 森下八段●-○羽生棋王)
私も清水先生と同じく常務理事を拝命しているのですが、よく挑戦権を獲得できたなと敬服しております。里見女流王座、清水女流六段には素晴らしい将棋を見せていただいて、高知の皆さまの気持ちをわき立てていただけたらと思います。頑張ってください」

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(開催地挨拶 高知県 尾崎正直知事)

「里見女流王座、清水女流六段、ようこそ高知にお越しくださいました。お二人の強さを、ぜひ高知県の皆さまに見せつけてください。私も将棋の番組が好きでよく見るのですが、プロの凄まじさを本当に感じます。多くの人が生で見れる、体感できるこの素晴らしい機会を与えてくださったことに御礼を申し上げたいと思います。また、リコー様には包括協定を結んでいただきました。そのご縁もありまして今年で2回目の女流王座戦開催となりました。プロ同士の戦いにワクワクしつつ、お二人がそれぞれの力を出しきって、素晴らしい戦いになるよう、ご期待申し上げます」

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(尾崎知事のあいさつに笑みを浮かべる里見香奈女流王座と清水市代女流六段)

18時半より、ホテル3階で前夜祭が行われました。

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(会場に設けられた第8期リコー杯女流王座戦のバナー)

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(ステージ)

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(司会はフリーアナウンサーの福山知沙さん)

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(プロモーションビデオの放映)

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(両対局者がスポットの中を歩いて入場)

第2局の大盤解説会など、イベントのお知らせです。

◇日時 平成30年11月8日(木)
 受付10:00 開始10:30~終局まで

◇場所 ザ クラウンパレス新阪急高知(高知市本町4-2-50)4階「フローラ」
※サンダル・素足・酒気帯びでのご入場はご遠慮ください。

◇定員 100名

◇参加費 一般:1,000円 中学生以下:500円(当日申し受け)
※途中参加での割引はございません。

◇出演棋士
淡路仁茂九段、畠山鎮七段、宮本広志五段、島井咲緒里女流二段、村田智穂女流二段

◇内容
(1)大盤解説会
(2)指導対局(有料)
 一般 2,000円
 ※複数回申込可、ただし希望者多数の場合は抽選となります。
 ※棋士の指名はできません。 
(3)サイン会(有料)
 直筆扇子 10,000円(扇子代を含む)
 直筆色紙 3,000円(色紙代を含む)
 ※扇子、色紙、その他書籍をお持ち込みの場合も同額となります。 
(4)その他、勝利者予想クイズなど

◇イベントに関するお問い合わせ
(公社)日本将棋連盟 関西本部
電話:06-6451-7272(月~金 10時~17時)

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高知城にて、左から
島井咲緒里女流二段(大盤解説)
宮本広志五段(大盤解説)
畠山鎮七段(新聞解説)
清水市代女流六段
里見香奈女流王座
淡路仁茂九段(立会人)
森下卓九段(日本将棋連盟常務理事)
村田智穂女流二段(大盤解説)

17時から対局室の検分が行われました。

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(対局室はホテルの5階)

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(記録係の井田明宏三段、新聞解説の畠山鎮七段、立会人の淡路仁茂九段が駒の確認をしている)

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(清水市代女流六段が先に入室)

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(里見香奈女流王座も入室)