2018年7月20日 (金)
伊藤女流二段がベスト8に進出
117手で、伊藤女流二段が本田女流三段をくだしました。終局時刻は15時29分、消費時間は▲伊藤1時間18分、△本田2時間38分。勝った伊藤女流二段は、ベスト8進出を決めました。次戦の相手は西山朋佳女王です。
簡単には終わらせない
冷静な見切り
伊藤女流二段がペースを握る
対局再開
昼食休憩に入る

正午、▲6八銀打(図)の局面で本田女流三段が11分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤21分、△本田1時間12分。昼食の注文は両者なしです。対局は12時40分に再開されます。
※本記事の写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3を使用しております。




時刻は14時35分を過ぎました。本田女流三段が馬と角の連携で相手玉に迫っていますが、図の▲5八銀がしっかりとした受けで、後手は有効な攻めが難しいようです。例えば△7八馬と馬を逃げるだけでは、▲8八金打で先手玉が一気に堅くなってしまいます。伊藤女流二段が冷静な見切りでしっかりと優位を保っています。
図は14時過ぎの局面。後手の本田女流三段が馬を起点に攻め手を作ろうとしていますが、持ち駒が金1枚しかなく、含みの広い順を組み立てられそうにありません。現状は先手の伊藤女流二段ペースと見てよさそうです。









図は11時45分頃の局面。本田女流三段が7三の桂をぽんっと6五に跳ねました。駒を取ったわけでもなく、▲6五同金と応じられて桂損になってしまいますが、△5七角成と馬を作って勝負できると見ているようです。
図は10時30分過ぎの局面。戦型は相矢倉です。後手の△6五歩の仕掛けに対して先手も▲4五歩と攻め駒に活を入れ、早くも本格的な戦いに入りました。陣形は互いにほぼ同じで、違うのは5筋の右銀の配置。一見すると5七銀を7三桂の目標にできる分、後手に不満がなさそうですが、果たしてどうなるでしょうか。






