2018年7月20日 (金)

Dsc_18291 (口頭でのやり取りが1、2分行われたあと、すぐに駒が片づけられた)

Dsc_18331 (勝った伊藤女流二段)

以上で本局の中継を終了します。ご観戦ありがとうございました。

※1回戦はすべての対戦が終了。2回戦以降の予定はまだ決まっておりません。

20180720e時刻は14時35分を過ぎました。本田女流三段が馬と角の連携で相手玉に迫っていますが、図の▲5八銀がしっかりとした受けで、後手は有効な攻めが難しいようです。例えば△7八馬と馬を逃げるだけでは、▲8八金打で先手玉が一気に堅くなってしまいます。伊藤女流二段が冷静な見切りでしっかりと優位を保っています。

Dsc_18281 (伊藤女流二段。さすがの受けの強さを見せている)

20180720d図は14時過ぎの局面。後手の本田女流三段が馬を起点に攻め手を作ろうとしていますが、持ち駒が金1枚しかなく、含みの広い順を組み立てられそうにありません。現状は先手の伊藤女流二段ペースと見てよさそうです。

Dsc_18041 (伊藤女流二段。受けながら手駒をたくわえて反撃の機会をうかがう)

Dsc_18141 (再開直前の様子。伊藤女流二段は身の回りの品を整理している)

Dsc_18171 (再開が告げられ、本田女流三段は1分ほど間を取ってから盤上に手を伸ばした)

Dsc_18181 (再開の一手は△5六馬)

Dsc_18211 (盤上を見つめる伊藤女流二段。このあとすぐに▲6六金と指した)

Dsc_18241 (ベスト8の椅子の最後の一つを懸けた戦いだ)

20180720c

正午、▲6八銀打(図)の局面で本田女流三段が11分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤21分、△本田1時間12分。昼食の注文は両者なしです。対局は12時40分に再開されます。

Imgp96301 (昼食休憩時の飛燕の間)

Imgp96221 (手番の本田女流三段の側から見た盤面)

Imgp96281 (本局の使用駒は香月師作・菱湖書の盛上駒)

Imgp96251

※本記事の写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3を使用しております。

20180720a図は11時45分頃の局面。本田女流三段が7三の桂をぽんっと6五に跳ねました。駒を取ったわけでもなく、▲6五同金と応じられて桂損になってしまいますが、△5七角成と馬を作って勝負できると見ているようです。

Dsc_17781 (本田女流三段)

20180720b図は10時30分過ぎの局面。戦型は相矢倉です。後手の△6五歩の仕掛けに対して先手も▲4五歩と攻め駒に活を入れ、早くも本格的な戦いに入りました。陣形は互いにほぼ同じで、違うのは5筋の右銀の配置。一見すると5七銀を7三桂の目標にできる分、後手に不満がなさそうですが、果たしてどうなるでしょうか。

Dsc_17791 (本田女流三段が好形に組んで先攻した)


Dsc_17741_2 (開始前の対局室。本田女流三段は9時45分に姿を見せた)

Dsc_17861 (伊藤女流二段は9時58分に入室)

Dsc_1788 (本田小百合女流三段)

Dsc_1793 (伊藤沙恵女流二段)

Dsc_17981 (本田女流三段の振り歩先で行われた振り駒の結果は、と金が3枚。伊藤女流二段の先手と決まった)

Dsc_1801 (対局開始は10時1分。伊藤女流二段はすぐに▲7六歩と指した)

Dsc_18071 (本田女流三段はわずかに間を置いて2手目△3四歩と返す。以下は互いにハイペースで指し手を進めていった)