2016年10月26日 (水)

Dsc_0596 (大盤解説会場から戻った両対局者は感想戦を行った)

Dsc_0591 (先勝の里見女流四冠)

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本局の中継は以上で終了します。ご観戦ありがとうございました。第2局をお楽しみに。
 

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Dsc_0523―― 里見さん、今日の将棋はいかがでしたか。

里見 早い進行で中盤までいったのですが、難しいと感じていましたが主導権を持って指せたかなと思います。

―― どのあたりで優勢を意識しましたか。

里見 △7五角と打って、少しいいのかなと思いました。

―― 第2局以降はいかがですか。

里見 今度は先後が決まっているので、しっかり準備して、今日と同じように、一生懸命指せればと思います。

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―― 今日の将棋はいかがでしたか。

加藤 △7五角をうっかりして、ダメにしてしまったかなと思います。

―― 第2局以降について、ひと言お願いします。

加藤 先後が決まっているので、しっかり対策を練りたいと思います。本局はもうちょっと読めばよかったと後悔するところがあったので、そこをしっかりしていきたいと思います。

 

Joryu_ouza201610260101_106第6期リコー杯女流王座戦五番勝負第1局は、里見女流四冠の勝利となりました。終局時刻は17時22分。消費時間は▲加藤2時間52分、△里見2時間45分(持ち時間各3時間)。第2局は11月3日(木・祝)、大阪府大阪市「芝苑」で行われます。

__kifu_for_windows_pro_v6_64_11___5「△6九銀と捨ててから△5七角成としたのが、いい手順でしたね。後手が優勢になりました」と北浜八段。△5七角成は7五の地点に利いているのも大きい。
△5七角成から両者の指し手がスピードアップ。終局近しの雰囲気だ。

 

__kifu_for_windows_pro_v6_64_11___4里見女流四冠は△7六桂と打ち、▲7七銀に△7五角と放つ。飛車に当てながら、5七の銀を狙っている。「里見さんが勝ちにいった順です。▲5三とで決まっているかどうか」と北浜八段。

■Twitter解説■
矢倉規広七段>△7五角は狙っていましたね。▲3三飛成には△5七角成で、どちらの馬を取っても先手玉が詰みます。(後手優勢)

Dsc_0470 (里見女流四冠の攻めは決まるのかどうか)


Dsc_0507 (大盤解説会は北浜八段と澤田六段)

Dsc_0509 (室谷女流二段によるサイン会。広島優?)

Dsc_0511 (サービス精神旺盛な室谷女流二段。広島優勝と揮毫した色紙を手に写真撮影に応じる)
 

午後のおやつは加藤女流王座がフルーツの盛り合わせとアイスレモンティー。里見女流四冠がアップルジュース。対局室に14時30分に運ばれた。

Dsc_0488 (フルーツの盛り合わせ)

Dsc_0493 (右が加藤女流王座が注文したアイスレモンティー。左が里見女流四冠のアップルジュース)
 

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37分の考慮で△4五銀(左図)と打った里見女流四冠。先手の攻めを催促する手だ。△4五銀に「激しくいった」と楽しげな声の森信七段。△4五銀から▲4三角成△同金▲同歩成に△4六銀(右図)と進んだ。「△4六銀はよさそうな手だなぁ」と森信七段。
△4六銀に北浜八段は「△4六銀は見えていなかったです。一気に終盤ですね。里見さんの攻勢を、加藤さんがどう受け止めるか。長くなれば、と金の分だけ、加藤さんがよくなりそうです」と話す。

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