2016年10月26日 (水)
両対局者 大盤解説会場に
終局直後
里見 早い進行で中盤までいったのですが、難しいと感じていましたが主導権を持って指せたかなと思います。
―― どのあたりで優勢を意識しましたか。
里見 △7五角と打って、少しいいのかなと思いました。
―― 第2局以降はいかがですか。
里見 今度は先後が決まっているので、しっかり準備して、今日と同じように、一生懸命指せればと思います。
加藤 △7五角をうっかりして、ダメにしてしまったかなと思います。
―― 第2局以降について、ひと言お願いします。
加藤 先後が決まっているので、しっかり対策を練りたいと思います。本局はもうちょっと読めばよかったと後悔するところがあったので、そこをしっかりしていきたいと思います。
第1局は里見女流四冠の勝利
第6期リコー杯女流王座戦五番勝負第1局は、里見女流四冠の勝利となりました。終局時刻は17時22分。消費時間は▲加藤2時間52分、△里見2時間45分(持ち時間各3時間)。第2局は11月3日(木・祝)、大阪府大阪市「芝苑」で行われます。
後手優勢
「△6九銀と捨ててから△5七角成としたのが、いい手順でしたね。後手が優勢になりました」と北浜八段。△5七角成は7五の地点に利いているのも大きい。
△5七角成から両者の指し手がスピードアップ。終局近しの雰囲気だ。