この局面で甲斐女流五段が投了しました。終局時刻は17時15分。消費時間は、▲中澤2時間32分、△甲斐2時間59分。
この局面で甲斐女流五段が投了しました。終局時刻は17時15分。消費時間は、▲中澤2時間32分、△甲斐2時間59分。
▲中澤-△甲斐戦は中澤女流初段が受け、甲斐女流五段が攻めの構図。▲7七桂と跳ねて、△6五竜を防いだところです。後手は2五竜をうまく玉頭に持ってこれれば攻めがつながりそうです。先手の▲7七桂は、竜の応援を防ぐためなら、8八角が止まることなど気にしていられないという手です。
▲8五歩と突かれる前に、後手が食いつけるかどうかという勝負になっています。
△5九角から△4八角成と後手が馬を作ったのが図の局面。「先手が困っているように見えます」と話すのは中継室を訪れた田中悠一五段。次は△3八馬がある。
(序盤から積極的な指し回しでペースを握った室谷女流二段)
※記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
12時、この局面で中澤女流初段が1分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲中澤49分、△甲斐51分。昼食注文は両者ともなし。対局は12時40分から再開されます。
※記事の写真はPENTAX K-30で撮影いたしました。
▲中澤-△甲斐戦も対抗形。甲斐女流五段が中飛車に振りました。
中澤女流初段は6筋に位を張って、そこから銀を前進。防衛ラインを高い位置で引いています。後手の美濃囲いに進展性がなく作戦負けになるとされていた時期もあるようですが、現在では片銀冠という選択肢もあります。
この位を奪還にしにいくのか、落ち着いて駒組みを進めて悪くないと判断するのか、後手の対応に注目です。
(初手▲2六歩を指す中澤女流初段)
(2手目△3四歩を指す甲斐女流五段)
※記事の写真はPENTAX K-30で撮影いたしました。