将棋会館の隣にある鳩森八幡神社では、大祓(おおはらえ)の準備が進んでいました。例年、年明けの指し初め式では、それに先立って境内にある将棋堂の前で祈願祭が行われます。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
将棋会館の隣にある鳩森八幡神社では、大祓(おおはらえ)の準備が進んでいました。例年、年明けの指し初め式では、それに先立って境内にある将棋堂の前で祈願祭が行われます。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
将棋会館1階の販売コーナーには、さまざまな棋士の揮毫扇子が置かれています。将棋関係のグッズは日本将棋連盟Digital Shopでも販売しています。
(加藤女流王座の揮毫扇子。「一意攻苦」は、ひたすら苦心して考えること、の意)
(伊藤女流二段の扇子はないが、師匠の屋敷伸之九段の扇子があった)
(塚田一家扇子。本局の記録係を務める塚田女流2級は、父が塚田泰明九段、母が高群佐知子女流三段)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
再開前、飯野七段は両対局者に部屋が寒くないか尋ねていました。また乾燥対策のために、加湿器が入れられています。13時に対局が再開されると、しばらくして伊藤女流二段が着手。数分もたたないうちに、加藤女流王座は盤上に手を伸ばしました。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
12時、伊藤女流二段の手番で昼食休憩に入りました。図の局面での考慮時間は4分、消費時間は▲加藤51分、△伊藤35分。昼食の注文は加藤女流王座がうな重・梅、肝吸い(ふじもと)、伊藤女流二段は温かけそば(みろく庵)。対局は13時に再開されます。
※対局者と同じメニューを注文して撮影しました。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
控室に熊倉紫野女流初段、野田澤彩乃女流1級が訪れました。手に持っているのは「女流棋士親睦会2016」の告知チラシ。加藤女流王座もゲストで登場する親睦会は、来年の3月19日(土)開催です。2015年の開催報告はこちら。
(左から野田澤女流1級、熊倉女流初段)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
本局の観戦記者は小暮克洋さん。観戦記は日本経済新聞紙上に掲載されます。本日の日本経済新聞朝刊には、上地隆蔵さんによる五番勝負第2局の第1譜が掲載されています。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
加藤女流王座が早々に飛車先を伸ばし、力戦模様の相居飛車になりました。▲2六歩~▲2五歩は、加藤女流王座がこれまでの五番勝負でも何回か用いている作戦です。
加藤女流王座が3筋で「矢倉の理想形」を築きにいくと、伊藤女流二段は積極的な指し方で応じます。△5五歩(2図)から、▲同歩△7四歩▲4六角△7三角▲6七金右△3四銀(3図)。
歩を突き捨てて弾みをつけ、自分の玉頭から動いています。伊藤女流二段らしい指し回しです。動きのある展開になったことで、控室の検討が盛り上がっています。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
立会人の飯野七段は「本局の立ち会いを務めます飯野です。よろしくお願いします」とあいさつすると、「第5局ですので、規定により振り駒を行います」と告げます。記録係の塚田女流2級が加藤女流王座の歩を5枚取り、振り駒を行いました。1回目は歩が2枚、と金が2枚、1枚が横に立って振り直し。2回目は歩が3枚出て、加藤女流王座の先手に決まりました。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。