先勝し、防衛に向けて好スタートをきった加藤女流王座。
【加藤桃子女流王座インタビュー】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「矢倉模様になるかなと思っていたのですが、あまり指したことがない形でした。昼食休憩のあたりは――わからないですけど――少し先手が無理をしているのかなと思って。よくはできるんだろうなと思ったのですが、そのあとの選択を間違えた気がします。それから苦しい時間がありましたが、粘って逆転することができたのかなと思っています」
伊藤女流二段は冷静に対局を振り返った。
【伊藤女流二段インタビュー】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「ずっとわからない局面が続いていて、ちょっと局面を悲観しすぎていたかもしれないですね。あんまりいいと、自分では思っていなかったので。その判断がよくなかったのかなと思います」
――タイトル戦デビュー局でしたが、そのあたりはいかがでしたか。
「大変ありがたいことですが、もうちょっといい将棋が指せればよかったなと思っています」