2014年10月29日 (水)
感想戦(2)
感想戦(1)
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終局直後
--お疲れ様でした。加藤女王、序盤はいかがでしたか
この戦型になったら美濃囲いにしたいなと思っていました。△5五歩▲同歩△同銀は仕方なくいった意味もありました。▲5七銀と引かれましたので。ただ、そのあとは感触がいいと思っていました。
--中盤以降の形勢判断はどうでしょう
しばらくは感触がいいものの難しいと思っていたんですが、馬ができてよくなったかなと。ちょっと終盤は乱れ過ぎで……うっかりがいっぱいあったので、反省点も多いです。
--つぎは西山奨励会二段に伺います。5筋を交換されたあたりはいかがでしたか。
こちらは気を使わないといけない点が多いのでちょっと悪いかなと思っていました。▲5七銀は消去法で選んだ手でした。馬を作られたところは悪いです。
--最後は接近したように見えました
肝心なところでうっかりしてしまって。でも結局代わる手も難しいと思っているので逆転はできなかったのかなと。
--初のタイトル戦でした。精神状態などはいかがでしたか
負けましたけど、いつも通り指せたかと思います。
加藤女王 開幕戦を制す
132手で加藤女王が開幕局を制した。終局は17時26分、消費時間は▲西山2時間29分、△加藤2時間51分。第2局は11月13日(木)静岡県静岡市「浮月楼」で行われます。
香のただ捨て
後手玉は詰みませんでしたが、▲1六玉△5七銀に▲4九香の勝負手が飛び出しました。△同成桂や△同竜と遠ざけてから▲5七飛と銀を取る狙いと判断されています。
詰むや詰まざるや
△3八成桂で先手に手番が渡りました。後手玉が詰むかどうかの勝負と見られています。
危ない放り込み
決め手
△5九竜が決め手。後手の竜が復活しました。▲同角は△3八馬が必至です(▲同銀は△2八金までの詰み)。