2014年7月 3日 (木)

Joryu_ouza20140703010191 ▲加藤桃子女王-△北村桂香女流1級戦は、91手にて加藤女王が勝利しました。
▲7二金と打たれた投了の局面、後手が駒を打つスペースがなく受けがない状況だった。

飯島栄治七段「北村さんは△2四歩(32手目)の仕掛けに無理があったように感じます。しかし、待っていると先手だけ有効手がある状況でしたから仕方ない部分もある。そう考えると、加藤さんがそういった展開になるよう序盤で上手く作戦勝ちに出来たのが大きかったのだと思います」

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▲1六角△6二金打に先手が▲4九金と打った局面。竜と角、大駒の両取りだ。これは先手優勢だろう。ここから後手はうまく切り返すことができるか。

Imgp0154(大駒の両取りで局面をリードした加藤女王)

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本日の対局立会人を務める飯島栄治七段は「角と銀の働きの違いで先手優勢」と話している。

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

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2三の地点でバラバラにして西山奨励会初段は▲3一飛と敵陣へ打ち下ろした。次に▲2一飛成~▲3四金打の詰めろになっている。これは西山奨励会初段の強烈な攻めが決まっているように見える。