2014年6月13日 (金)
感想戦(1)
北村女流1級が制す
押し戻して形勢混沌
後手玉は入玉が見えていたが、北村女流1級は必死の防戦で押し戻していく。入玉を阻止してしまえば6九の玉が妙に寄せにくい。形勢は混沌としてきた。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
にょきにょきと
▲3四歩に千葉女流四段は△同玉と応じた。馬のラインに入って怖いようだが、銀2枚で後手玉に迫るのは難しそうだ。後手は上部へにょきにょきと逃げ出し入玉も視野に入れているのだろう。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
懸命の頑張り
小さな来訪者
(千駄ヶ谷小学校の生徒が将棋会館内を見学に。中継室を遠慮がちに入口から見ている。中へ促すと興味深そうにモニター画面を見る。「あ~さっき見てきたところだ」と声がする。特別対局室も見学してきたとのことだ)
(日本将棋連盟モバイルを紹介する田中寅彦九段と遠山雄亮五段)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
辛抱
△4二飛に▲4八歩と受けた局面。先手は一方的に謝らされてやや悔しい形になった。後手は△3六歩~△2六歩や△2四銀と立つ手もありそうだ。4筋を壁にさせられて先手が苦しく見える。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
本局の使用駒
敵陣へ角を放つ
北村女流1級は▲8三角と角を放つ。▲8三角に対して千葉女流四段はノータイムで△4五歩。▲同歩△同銀と進行した。▲6五歩ならば△4四角で先手の攻めをけん制しようということか。角を4四へ打たれてしまうと先手の攻めは制限されてしまう。さて北村女流1級はどこから手をつけるのか。北村女流1級の次の一手が注目だ。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。