2013年12月 4日 (水)
浮月楼(1)
対局場の「浮月楼」は、徳川幕府第15代将軍徳川慶喜の公邸として造られた施設。静岡駅から徒歩5分という立地条件ながら、都会の喧騒を忘れる庭園が広がります。
(この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました)
罠はあるか
加藤女流王座は再開から19分考えて△3六銀と歩を取りました。取れる歩を取る自然な一手で控室でも本命と見られていた手。時間を使ったことに対しては「タダで取れるものには罠が仕掛けてある気がして怖いんですよ。プロは罠を仕掛けますからね」と近藤六段。
里見女王・女流名人は図から▲5八金上とひとまず△4七銀成を受けました。この先は後手の3六銀を巡る勝負になる、と言われています。
13時過ぎ、控室には野月浩貴七段(中央)が来訪。野月七段は五番勝負第4局の観戦記を担当するため関係者に挨拶に見えたようだ。また、明日は関西で順位戦対局を控えている。
「検討で近藤六段は、野月七段に突っ込まれて"たじたじ"と書いておいてください」と近藤六段。「振り飛車党だから仕方がない、とも書いておいてくださいね」とのことだ。