2012年8月10日 (金)

8月10日(金)は第2期リコー杯女流王座戦準決勝、里見香奈女流四冠-清水市代女流六段戦をお送りします。
場所は関西将棋会館「水無瀬の間」。対局開始は10時。持ち時間は各3時間。先後は振り駒にて決定します。

本局の棋譜コメントは太郎記者、ブログは淡が担当します。
よろしくお願い致します。

1
今朝の天気は晴れ。

(淡)

2012年8月 3日 (金)

133_218時4分、133手目▲7七歩を見て上田女王が投了しました。
先手玉に詰みはなく、△8二飛と受けても▲8一成銀△同飛▲6三角で受けがありません。
勝った本田女流二段は準決勝で中村真梨花女流二段と戦います。








31dsc_1712
(終局直後。勝って笑みがこぼれる本田女流二段)


32dsc_1715
(熱戦の末に敗れた上田女王)


33dsc_1707
(感想戦の様子)

(野辺)

88再び中盤戦に入るかと思われた局面でしたが、上田女王が積極的に打開。
飛車の利きを無理やり止めて、根本の金を外しにかかりました。
ここから▲3六同歩△6六角▲8四竜△同銀▲8三歩△8六歩▲同銀△8七歩▲同玉△8三金▲7二銀と激しく進んで99手目の現局面へ。








99_2次の一手で100手になります。
互いに持ち時間が少なく、熾烈な終盤戦になりそうです。









(野辺)

7232分の考慮で△7二金としました。
他に△8二銀や△7二銀も考えられた局面でしたが、上田女王は△7二金と節約しても大丈夫と判断。
これが吉と出るか凶と出るか。
△7二金までの消費時間は▲本田2時間9分、△上田2時間28分。
以下▲5四竜△5三歩▲3四竜と進行しています。




(野辺)