――本局を振り返って仕掛けの辺りの形勢判断はいかがですか?
鈴木女流二段 穴熊だったのですが△8八歩(56手目・1図)と打った局面は自信がなかったです。自玉は堅いことは堅いのですが……。消去法で△8八歩を選びました。
――優勢もしくは勝ちを意識した局面は?
鈴木女流二段 ギリギリの勝負が続いたのですが△4六歩(78手目)~△3六歩(80手目・2図)と打つことが出来て、これは先手玉は捕まるかなと。勝ちを意識したのは▲6八桂と桂を使わせて△2八香成(86手目)としたところです。
――本戦での抱負を聞かせて下さい。
鈴木女流二段 リコー杯では前期二次予選の岩根忍女流二段戦ではちょっと体調を崩してしまって悔しい思いをしたので、今期は体調管理も含めて万全で挑みたいと思います。前期の分まで精一杯ぶつけたいと思います。