2011年7月21日 (木)

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16時10分頃の中継画面。局面は終盤に入っています。図の▲7五歩が鋭い勝負手で、形勢は混沌としてきました。詰むや詰まざるやの難解な最終盤が予想されています。▲7五歩の局面までの消費時間は▲石橋2時間28分、△伊藤1時間53分。

(八雲)

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図は先手が▲9五歩△同歩と端に味をつけてから▲6六角と銀取りで角を据えたところ。一連のさばきは後手がうまく立ち回ったといわれていました。先手は端攻めに出るには持ち歩の数がやや心もとない状況ですが、自陣に△2八角のキズも残る先手は尋常な手では形勢を損ねると見たのでしょう。実戦的に端に嫌味をつけて、勝負勝負と迫っています。

(八雲)

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14時50分頃の盤面モニター。後手の伊藤2級が△4五歩と突いて大さばきに出た。この手を見た石橋女流四段が長考中に15時を回った。消費時間は▲石橋1時間51分、△伊藤1時間31分。

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振り飛車らしいさばきを見せた伊藤2級(朝の表情)。

(八雲)

将棋会館の隣、鳩森神社では、明日7月22日(金)から23日(土)まで盆踊り大会が行われます。

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(たくさんの提灯がつるされています)

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(日本将棋連盟の提灯もずらりと並んでいます)

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(棋書でおなじみの「河出書房新社」、出前でおなじみの「みろく庵」の提灯もありました)

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(やぐらが組み上がり、準備万端です)

(八雲)

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画像は13時40分頃の中継画面。昼食休憩明けから10手進みました。先手の急戦策で始まった戦いは、直線的にはならず、難解な中盤の攻防が続きそうです。銀をさばいた先手に対しては後手は桂をさばいた格好で、部分的には満足と思われます。先手は2一のと金の働きがカギを握りそうです。

(八雲)

13時を回り対局が再開されました。

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(12時55分頃、飛燕の間では伊藤2級が一人考えていた)

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(12時57分頃に石橋女流四段が戻ってきた)

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再開前の伊藤2級(左)。再開後(右)もぐっと奥歯を噛み締めるような表情で考え続けていた。

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(再開の一手を待つ石橋女流四段)

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再開から10分ほどして伊藤2級は△4五銀打としました。

(八雲)