2011年7月27日 (水)

両者の過去の対戦成績は以下のとおり。(名前に色が付いている方が勝者)

竹部女流三段の7連勝で始まって、近年は矢内女流四段が6連勝中。
通算では矢内6勝・竹部7勝、先手7勝・後手6勝です。

戦型の「その他」はデータベース上の分類で、内容としては相居飛車の将棋から
竹部女流三段が序盤で仕掛けて乱戦になることが多いようです。
なお矢内女流四段は、昨年半ば頃から中飛車を多用していますが、
本格的に採用しはじめたのは、両者の最後の対戦以降のことです。

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(牛蒡)

第1期リコー杯女流王座戦、本戦トーナメント1回戦も残り2局となりました。
7月27日(水)は東京・将棋会館より、矢内理絵子女流四段と竹部さゆり女流三段の一戦をお送りします。

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(写真左:矢内理絵子女流四段 写真右:竹部さゆり女流三段)

棋譜・コメント入力は文記者、ブログは牛蒡が担当します。
本日もよろしくお願いいたします。

(牛蒡)

2011年7月21日 (木)

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―――本局を振り返って、いかがでしたか。
「対局は緊張していました。序盤は悪くなってしまった。(96手目)△8六桂のあたりは序盤がひどかったことを思えば、良くなったと思いました。最後は時間があったので焦らないように気を付けました」

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―――数日前にマイナビ女子オープンの予選で負けてしまいました。

「マイナビで負けたことは自分のせいですが、相当悔しかった」

―――チェスクロックではない3時間の将棋を指した感想は

「二次予選のときのチェスクロックよりも時間が残りました。終盤で時間が残っていたので落ち着いて指せました」

―――ベスト8に進出しました。

「相手が強敵ばかりなので頑張らないといけません。悔いの残らないようにしたいです」

―――ファンに向けてひと言お願いします。
「次も自分の将棋を指して力を出し切りたいです」

(聞き手・銀杏、写真・八雲)

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦誠にありがとうございました。

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【感想戦のポイント】

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36手目(左上図)から本譜は▲3四歩。感想戦では▲5四歩(右上図)の垂らしで先手良しとされました。以下(1)△6三金なら▲3四歩△同銀▲2二歩(左下図)で5五銀が安定しています。(2)△3五歩なら▲6四銀△5四銀▲3四歩(右下図)と攻めることができました。
「良くできそうな気がしていたが、本譜はさえなかった」と石橋女流四段。

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(八雲)

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(しばらくの間は口頭で感想戦が行われていた)

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序盤飛車を四間に振り直したあたり(36手目)はひどかった、と伊藤2級。

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序盤の有利を生かし切れず、残念そうな石橋女流四段。

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盤面は36手目に戻されて検討が始まりました。

(八雲)

Ricoh20110721_132 第1期リコー杯女流王座戦本戦1回戦 ▲石橋幸緒女流四段-△伊藤沙恵奨励会2級戦は17時42分、132手で伊藤2級の勝ちとなりました。消費時間は石橋2時間59分、伊藤2時間42分。
伊藤2級は2回戦で矢内理絵子女流四段-竹部さゆり女流三段戦の勝者と対戦します。