図は14時35分頃の局面。小山田アマは竜を切って△2三銀と自陣に駒を投入した。2三に駒を打たれる手(▲2三金や▲2三香)を防いだが、飛車を渡したため図の▲4一飛が厳しい反撃になった。次の▲8一竜が詰めろになる。△2三銀の裏をつく攻めで、これを受けきるのは至難の業だ。ここから小山田アマは△1六桂と王手し、▲同香△同歩▲1五桂(下図)と進んだ。
この反撃がとてつもなく厳しい。銀を逃げると▲4三竜△同金▲3二銀で後手玉はほとんど寄り形。難解な中盤から急転直下、後手にとって苦しい戦いになってしまった。
(対局再開時の小山田アマ。苦しい局面を跳ねのけてチャンスを見いだせるか)
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