図は▲石本－△山口恵戦の11時40分頃の局面です。中盤の競り合いの中で、駒割りは銀桂交換で先手が駒得になっています。ただ、ここで▲２四歩には△１一香の切り返しがあるため、先手の手の作り方も簡単ではありません。形勢はまだいい勝負と思われます。

（石本女流二段）

▲石本－△山口恵戦は、石本女流二段が角道を止めないまま▲８八飛と向かい飛車に振ったのに対し、山口恵女流二段が△７七角成から▲同桂に△４五角と動き、乱戦になりました。図は10時30分頃の局面で、▲２五香に△３一金と寄ったところ。▲２五香に代えて▲２六香から△６五馬▲２三香成△同銀▲同馬と進んだ前例はありましたが、山口恵女流二段の△３一金で、前例とは別の将棋になったといえそうです。

（山口恵女流二段。本棋戦では７期連続で本戦に進出している）

（石本女流二段は、３期ぶりの本戦入りを目指す）

（山口恵梨子女流二段）

（石本さくら女流二段）

（山口恵女流二段の振り歩先で振り駒。と金が３枚出て、石本女流二段の先手に決まった）

（本日の女流王座戦の対局２局は、どちらも飛燕の間で行われる）

定刻の10時に対局が開始されました。

振り駒で香川女流四段が先手番に決まった。

渡部女流三段。

10時10分頃の局面。
先手の三間飛車に後手は居飛車で持久戦模様の駒組みを見せています。

リコー杯第13期女流王座戦の二次予選が、本日６月８日（木）から始まります。二次予選最初の対局は、香川愛生女流四段－渡部愛女流三段戦と山口恵梨子女流二段－石本さくら女流二段戦です。いずれも対局場所は東京・将棋会館で、持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。先後は振り駒によって決定されます。
中継担当は八雲と睡蓮です。どうぞよろしくお願いいたします。

【香川女流四段－渡部女流三段戦：棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/13/joryu_ouza202306080201.html

【山口女流二段－石本女流二段戦：棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/13/joryu_ouza202306080101.html