（小高女流初段。よくなってからは着実にリードを広げて快勝した）

（堀女流１級。初の本戦入りはかなわなかった）

▲和田あ－△室田戦は17時３分、123手で和田女流初段の勝ちとなりました。消費時間は両者３時間０分（チェスクロック使用）。勝った和田女流初段は自身２度目となる本戦進出を決めました。

105手で、小高女流初段が堀女流１級をくだしました。終局時刻は16時51分。消費時間は▲小高３時間０分、△堀２時間56分（チェスクロック使用）。勝った小高女流初段は、２期連続２回目となる本戦進出が決まりました。

図は▲小高－△堀戦の16時15分頃の局面です。小高女流初段は１筋を破って馬を作り、続いて後手の飛車を捕獲しました。小高女流初段が順調にリードを拡大しています。

（小高女流初段）

▲塚田－△脇田戦は、先手が玉頭に戦力を集中させています。次は▲７三銀成△同銀▲７四歩△８四銀▲７三角で、強引なようでも７筋を食い破って飛車を成りこめば先手がよいです。脇田女流初段はどう受けるのでしょうか。

図は15時50分頃の▲和田あー△室田戦。長い中盤戦となっており、難解な戦いが続いています。ただしこのまま体力勝負が続くようだと、銀得の先手が抜け出すかもしれません。

（4戦目での対室田女流二段戦の初勝利を目指す和田女流初段）

（今年度の勝率８割スタートの室田女流二段。好調を維持できるか）

図は▲小高－△堀戦の15時前の局面です。先手からは▲４五歩～▲１三歩成という厳しい攻めがあるのに対して、後手からは有効な攻めを繰り出すことが難しそうな状況になっています。現状は、小高女流初段がペースを握っているようです。

（小高女流初段）

（山根女流二段は素早い寄せで快勝）

（敗れた貞升女流二段）

（感想戦の様子）

この局面で貞升女流二段が投了し、山根女流二段の勝ちとなりました。終局時刻は14時35分。消費時間は、▲貞升２時間12分、△山根１時間42分。山根女流二段は本戦に進出です。

懸命に迫る貞升女流二段に対し、山根女流二段は受け切るのではなく、寄せ合いで勝とうとしています。上図から△８七飛成が豪快な一着でした。▲８七同銀△７七角成で一気に先手玉は危険な格好に。

ただ、貞升女流二段も▲８一飛△４二玉▲７八銀として詰めろを解除して粘ります。山根女流二段はそこで30分の考慮。手持ちの桂を８七に打ち、さらにアクセルを踏みました。

（山根女流二段が決めにいっている）